こんにちはあるいはこんばんは。
ユニクロの誕生感謝祭、いいですね。進撃の巨人のTシャツとエアリズムマスクが欲しいのですが、それらだけまだ買えていません^^
IDECOの始め方について質問されたのでまとめます。
IDECOといえば、ほったらかい投資で最も良い選択肢の一つですね。
なんといっても最大のメリットは「税制控除」!!
例えば、年収700万円の人が毎月23,000円積み立てると、所得税・住民税控除で83,959円お得になります!もちろん積み立てた銘柄は、統計的に見ると、おおよそ年4%ずつ増えていきます(注意:銘柄選択によっては減る可能性もありますが、10年20年と長い目で見ると、今まで年4%ほどで増えています)。
少し長くなるので、
1 事前の確認事項
2 口座などの事前準備
3 買付け(商品選び)
の3つに分けて紹介します。
1 事前の確認事項
・IDECOよりも良い会社の制度についての確認
いくつかの会社は、IDECOよりも良い貯蓄制度があります。
M社の4%を超える財形などもそうです。自社内の制度について今一度確認してみてください。
・IDECOのデメリット
最大のデメリットは、老後まで引き出せない点です。NISA関連や、途中引き出し可能な保険などとの一番の違いです。
また、選択する銘柄によっては原本割れの可能性があります。ただ、IDECOの商品については、そんなに変な銘柄はなく、現金で持っていることの機会損失の方が大きいと言われています。
ただし、冒頭に記載したように「税制控除」があるため、ただ積み立てているだけで、毎年数万円お得になります。
・最大拠出額
自営業、会社員、公務員など、職種や状況によって年間に買うことのできる額が決まっています。勤務先に企業型確定拠出年金がある場合は年24万円まで、公務員などは年14.4万円までです。
IDECOに加入することで、ふるさと納税の限度額が低くなります。特に、課税所得が330万、695万、900万円など(所得税率が切り替わるポイント)に近い方は、限度額が大きく変わるので少し注意が必要です。
・めんどくさい
IDECOに限らず、ふるさと納税でも何でも最初の手続きには煩雑さを感じることがあります。ただ、IDECOは一度手続きをすれば後はほったらかしで良いので、個人的にはとても楽だと思います。
2 口座などの事前準備
事前準備には、
①証券会社口座
②振込口座
③IDECO申し込み
の3点が必要です。
①証券会社口座については、
「SBI」か「楽天」を選択しましょう。
ネット銀行はそもそも手数料が安いこと、両銀行とも運用管理手数料が無料のためです。
ちなみに、6月21日本日時点で出てくるIDECOに関するブログは手数料について間違っているものが多いので、「手数料については自分自身でも確認する」ことを推奨します。
既に証券口座を持っている場合、何かしらのクレジットカードとの連携でポイントが貯まるなどの場合には、その他も証券会社でももちろん構いません。
②振り込むための口座
ネット証券は、直接ATMや紙の通帳があるわけではないので、現金を振り込むための口座・手続きが必要となります。ゆうちょであれば、ゆうちょダイレクトに申し込むことで可能です。上記の証券会社手続きもそうですが、1ヶ月ほど時間がかかるので同時進行しておくと良いでしょう。
③IDECO申し込み
これは、上記①の証券会社申し込みと同時に行うことが可能です。申込み後、すぐに証券会社から紙の申込用紙が届きます。申込用紙に必要な書類の一つに、ご自身の会社の署名が必要なものがあります。弊社の場合であれば、2日ほどですぐにもらえました。
また、この時に買付けする「銘柄選択」をします。この銘柄選択は、紙の申込用紙記載後、いくらでも後から変更可能なので、適当でもいいです。
なお、SBIでは申込時に「セレクトプラン」か「オリジナルプラン」のどちらかを選択しなくてはなりません。これはセレクトプランを推奨します。理由は、手数料(信託報酬など)の安い銘柄が多いためです。
3 買付け(商品選び)
結論として、
SBIであれば、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」信託報酬0.0968%
楽天であれば、「楽天・全米株式インデックス・ファンド(全米株式)」信託報酬0.162%
を選択してみてはいかがでしょうか。
IDECOの商品は投資信託(株式)が多く、上記の2つは、米国株の詰め合わせセットです。1つの商品を選択するだけで、アップルやグーグルなどの株を持つのと同じようなことになります。
上記2つを紹介した理由は手数料(信託報酬)が安いことと、ここ数十年で一番成長しているのが米国であり、今後の成長が見込まれているのも米国のためです。
米国株だけではちょっとなあと思う方は、日本株の詰め合わせセットである、
SBIなら「ニッセイ日経平均インデックスファンド」:信託報酬0.154%
楽天なら「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」:信託報酬0.176%
を選択に入れて、上記米国銘柄とともに50対50の割合にするのも良いでしょう。
どちらにせよ、銘柄選択は楽しんで選んでください。めんどくさい方は、手数料の安いものを選択しましょう。
SBIは、37の銘柄があります。絶対にマイナスにしたくない方は
「あおぞらDC定期(1年)」
を選択することで、積み立てたお金がマイナスになることはありません。ただし、金利は0.02%なので、お金が増えることは期待しないほうが良いでしょう。
楽天は、32の銘柄があります、上記同様絶対にマイナスにしたくない方は、
「みずほDC定期預金(1年)」
の選択が可能です。しかし、この銘柄、ここ数ヶ月の金利は、0.002%です、、、
いずれにせよ、積み立てる上では、(株式では)信託報酬という名の手数料が大きな比較項目になります。株のプロでも株が上がるか下がるかは分からないので、ほったらかし投資をする上では長い目で見てプラスになる選択をすることが重要となります。そうすると、「手数料」というのが、我々買い手で制御できる一番の項目となります。
注意点として、銘柄選択で「アクティブ」を選ぶことについては今一度よく調べてからにしてください。理由は、アクティブの8割は、パッシブ(インデックス)に実績が負けているからです。アクティブの手数料(信託報酬)は、一目瞭然なくらい高いです。この手数料(信託報酬)は毎年勝手に引かれていく費用ですが、毎年20万円積み立てるとして、2%で毎年4000円かかるのと、0.1%で毎年200円かかるのはどちらを選ぶのが良いでしょうか。
計算してみるとすぐに分かりますが、ふるさと納税同様、年収が多ければ多いほどメリットが大きい国の制度です。IDECOでも、NISAでも、ふるさと納税でも、こんなに良い国の制度を利用しない手はないですね^^
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投資は各個人の責任で行ってください。
当ブログは、特定の会社・商品・個人を制止・抑止するものではありません。