ゼロから始めるほったらかし運用生活

投資信託をメインに運用生活を楽しみます

税金をコントロールする

こんにちは 、 こんばんは、あるいはおはようございます。

 

 

2つのニュースが気になりました。

 

 

○ニュース1

「暗号資産(仮想通貨)のビットコインで得た利益を隠して約7700万円を脱税したとして、金沢国税局は8日、所得税法違反の疑いで、石川県小松市の会社役員を金沢地検に告発したと発表した。同国税局によると、暗号資産での脱税を告発するのは全国で初めてという。告発容疑は2018年までの2年間に、ビットコインで得た利益約1億9900万円を隠し、所得税約7700万円を脱税した疑い。同国税局によると、脱税した金は株取引や不動産の購入資金に充てていたという。ビットコインで得た利益は雑所得として確定申告する必要がある。」

※引用 ビットコインの利益隠したと告発 全国初か、金沢国税局:東京新聞 TOKYO Web

 

 

○ニュース2

「メルカリ転売で儲けたら、家に税務署がやってきた」

メルカリ転売で儲けたら、家に税務署がやってきた(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

メルカリ転売で儲けたら、家に税務署がやってきた(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)

 

 

 

最近、簡単に副業ができることが多くなってきました。また、投資に関してもスマホタップ一つでできたりと、様々なサービスの利便性が向上しています。しかし、そういった利便性に甘えて、脱税する人が増えているようです。

 

 

 

投資を始めて思ったことの一つは、

「株価や世の中をコントロールできないが、税金や手数料はコントロールできる」

ことです。4つの例を簡単に示します。

 

株式投資の口座

株式投資のみであれば、NISA口座・特別口座を利用することで基本的には確定申告不要となります。NISA口座を利用することで税制優遇の恩恵に預かることができ、より大きな利益につながりやすいです。また、確定申告を行うことで戻ってくるお金が多くなったりします。

 

・税制控除

会社の福利厚生、iDeCoといったものを理解すると、税制控除で税金を調整でき、ほったらかしで税金が減ります(=収入が増える。ただし、元々一定の収入がある人のみであり、収入が多ければ多いほど税制控除を行うことで税金が減る)。

他にも、住宅ローンや扶養控除といったものも一部調整できますね。

 

・確定申告のメリット

米国株の配当金では、米国で10%の課税後に日本で20.315%の課税がされるため、二重課税となり損をしています。しかし、米国での10%課税分は確定申告を行うことでほぼ戻ってきます。

 

・金買付けの手数料

金の購入や、純金積立においても、買うときの手数料、保管手数料、売却手数料などがかかるため、どこでどのように金を買うかの目安になります。以前調査したところ、多くの金取扱業者はこの手数料を隠しているため、怪しい業者も多いと思っています。

 

 

自分自身と家族に合った投資を選択するためにも、税金と手数料の基本を知ることは非常に重要だと思います。投資や税金などについては、いくつかの書籍に「金融リテラシー」というように表現されていることが多く、日本人の多くは金融リテラシーが低いそうです。

一例として、投資をしていない人は日本円への集中投資をしていることになるため、その方がリスクが高いとも言われています。

 

 

株式投資を行っている多くの人が日本・米国株急騰の恩恵を受けている今だからこそ、足元を救われないようお互い気を付けていきましょう。