こんにちは あるいは こんばんは。
「なるべくお金をかけずにパソコンを買って、エクセルなどで保険・資産についてまとめたい。また、家族分の資産運用を管理するための効果・効率的な方法を知りたい」と質問があったのでまとめます。
最近、周りからよく聞く資産運用は、「家族の誰も興味がないから自分がするしかない」といった声です。また、多くの人が様々な人が資産運用しておりますが、内緒にしているわけではありませんが、なかなか同僚や友人とそういった話をしないのが普通のようです。
多くの場合、自分の資産運用を考えていると、次に考えるのは、家族分のiDeCoやNISAといった制度の利用を含めた家族全体の資産運用です。
そこで、一人で(パソコン1台で)、なるべくお金をかけずに複数人の資産運用を管理するためのポイントを、
・パソコンの購入とエクセル
・ブラウザ設定
・セキュリティ
・メールアドレス
の4つに分けてまとめてみました。
1 パソコンの購入とエクセル(表計算)
パソコンについては、目的と好みがあるため、何とも言えませんが、私であれば以下の2つをまず考えます。
・クロームブックの3万円くらいの新品パソコン
・iPadAir(福袋2万円)とキーボード(五千円)
できるだけ安くデバイスを購入するときのポイントは、4点です。
・パソコンの値段はいくらでも高価なものがあるため、利用にあったものを選択する
※ネット検索とエクセルなら、高い性能や機能は不要
・タブレットであれば、他の用途と合わせて使用できる
・ヨドバシやビックカメラの福袋は、確実ではないがデバイスを安く手に入れるチャンス
・キーボードが1つ2つ故障している、充電が早くなくなるなどのマイナス面がよくあるため、中古商品はなるべく避ける
次にエクセル(Excel)は、マイクロソフト社の正規ライセンスを購入するのも良いですが、オープンオフィスやリブレオフィスといった無料のものがあります。個人で、家計、保険、簡単な運用をまとめる程度であれば、これらで十分です。
無料総合オフィスソフトウェア - Apache OpenOffice 日本語プロジェクト
ホーム | LibreOffice(リブレオフィス) - 無料で自由に使えるオフィスソフト - OpenOffice.orgの進化系 - Microsoft Officeと高い相互運用性
無料の表計算ソフトなどの短所は、互換性があまりなく、機能も少ないことです。オープンオフィスなどで作成したパワポを、正規のOfficeで読み込むと、たくさんのずれが生じ、仕事で使えるレベルにはなりません。
2 パソコンのブラウザ設定
1台のパソコンで、複数のブラウザを、一人ひとりに割り当てることをお薦めします。
例として、
・本人:Edge ※エッジ:Windows標準
・旦那or妻:Chrome ※追加でインストール
・他(お子さん、その他の扶養家族等):Firefox ※追加でインストール
といった設定をします。
他にも、サファリ、インターネットエクスプローラ、オペラなど、多くのブラウザの種類があるので、何人分でも追加可能です。複数アカウントで資産を管理するのも良いですが、アカウントの切り替えが手間になります。
次に、ブラウザ毎に証券会社・銀行会社・iDeCoなどのアカウントを登録し、IDとパスワードを「ブラウザに保存」します。すると、それぞれのブラウザで証券会社などにログインするたびにIDとパスワードを入力する必要がありません。
これだけで証券会社などの管理がとても楽になります。エッジで本人の楽天証券にログインしたまま、クロームでご家族の楽天証券にログインし使用することも可能です。すると、二人分のデータが混ざることなく、隣に並べて管理することもできます。
3 セキュリティ
投資や運用を始めると、今までよりも多くのIDとパスワードを管理しなくてはなりません。
セキュリティの基本として大切なのことは、
・どんなにセキュリティ対策をしても100%守ることはできない
・パスワードを使い回さない = 全てのパスワードを別々にする
※正確には、すべてのIDとパスワードのセットを同じにしない
・パスワードは、長さが一番重要 → 12桁以上で英数記号使用を推奨
という考え方と準備です。
一番大変だと言われるのが、「全てのパスワードを別々にする」ことです。
なぜ別々にする必要があるかというと、同じID・パスワードを利用していると、どこかどうでもいいウェブサイトに登録したID/パスワードが漏えいしてしまった場合に、他のウェブサイトやサービスに不正にログインされてしまうためです。
例えば、TwitterのID/パスワードと、A社のポイントカードのID/パスワードを同じにしていた場合、A社のポイントカードのウェブサイトからID/パスワードが漏えいした時に、Twitterに不正ログインされてしまいます。つまり、利用者本人は何もしていなくとも、利用者の情報漏えいやクレジットカードの不正利用の被害に遭ってしまいます。
では、どのように別々のパスワードを設定する方法があるか。
これは主に、パスワード管理ソフトで一元管理するか、ブラウザに自動で強固なパスワードを保存するか、自分ルールを作る方法などがあります。
自分ルールについての一例を紹介します。
・「Prtndr」:Official髭男dismさんのPretenderの子音
・「7060」:Official髭男dismさんの結成日の逆順
・「ibs」:SBIの逆順
を利用し、SBIのパスワードは「Prtndr7060sbi」にし、楽天のパスワードは「Prtndr7060rktn」にするといった方法があります。
また、セキュリティ対策として、ブラウザへプラグインなどの追加機能は利用しないほうが良いと思います。これは、機能を追加すればするほど、ブラウザなどの弱い点が増えていき、不正に利用される可能性が高まるためです(=ウェブサイト見るだけで情報が漏えいする被害に遭う可能性が高まる)。そのため、趣味でブラウザのプラグインが必要な場合などは、また別のブラウザを用意するか、アカウントやパソコンを別にすることを勧めます。
ちなみに私はChromiumというブラウザが好きです。
どんなにセキュリティ対策をしても100%守ることはできないため、万が一、不正に利用がされた場合・される前の対応が求められます。
不正利用の対策として、
・未然の防止
・早めに気付く
・不正に利用された後の対応
の3点が大切になります。
未然防止に関しての基本は既に上記で述べたID/パスワードの管理です。できる限り早く気づく方法として、資産管理アプリの利用が便利です。無料でも利用でき、不正利用があった場合に2,3日で気付ける場合が多いです。昔のブログで紹介しています。
資産管理ツールノスヽメ - ゼロから始めるほったらかし運用生活+
4 メールアドレス
上記のブラウザ同様、投資・運用を始めると、様々なウェブサイトにメールアドレスを登録しなければなりません。また、投資・運用の勉強をするため、準備をするためなどに、他のウェブサイトにメールアドレスを登録することも増えるでしょう。
そのため、大事なメールアドレスと、そうではないメールアドレスを分けることを勧めます。これは、上記のパスワードを別々にするという話にも関連してきます。
また、(当たり前ですが)職場のメールアドレを使用してはいけません。職場のメールアドレスで個人利用のウェブサイトに登録したがために、勤めている会社の情報が漏えいしてしまったケースもあります。
メールアドレスなどを分けると、パソコンやスマホで入力が億劫になります。その場合は、パソコンやスマホの「辞書設定」などで、「め」と打つとメールアドレスが表示されるようにしておくととても便利です。私の好きな辞書設定は、
め:自分のメールアドレス ※5種類くらい登録
0:自分の携帯電話
い:家の住所
お:お疲れ様です。
ご:ご確認宜しくお願い致します。
などです。
皆さんのオススメの管理方法があれば教えて下さい^^