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住宅ローン概要

こんにちはあるいはこんばんは。

 

 

「住宅ローン vs 投資」と題する記事を書こうと思います。その前に、現在の住宅ローンについてまとめます。

 

 

 

結論としては、

 

・新築の場合3000万円、中古の場合2500万円くらいのローンを組むのが平均値

 

・住宅ローンを契約する上で、年収・勤続年数といったハードルは低いが、年齢のハードルはある

 

・住宅ローンの金利は、0.5%を下回るものも多く、ここ30年間で最低水準(利用者側としてはいいこと)

 

の3点が判明しました。以下に、詳細を述べます。

 

 

 

 

国土交通省が「民間住宅ローンの実態に関する調査」について結果を公開しています。

 

調査のいくつかを抜粋すると、


・新築住宅の建設・購入等に係る個人向け住宅ローンの実績
 平成29年度は、金額7兆7246億、265911件の貸出。1件あたり、2904万の貸出。

 

・中古住宅の購入等に係る個人向け住宅ローンの実績
 平成29年度は、金額1億9049万、78291件の貸出。1件あたり、2433万の貸出。

 

金利タイプ別の実績では、変動金利型が51%で一番多く、次いで、固定金利期間選択型31%、証券化ローン12%、全期間固定金利型6%の順となる。

 


・固定金利の住宅ローン等に関する融資審査等
金融機関の9割以上が融資の基準としている項目は、以下の9項目である。


 「借入時年齢」 55、60、65、70、75未満かどうか
 「完済時年齢」 70、75、80、85未満かどうか
 「年収」      100、150、200、250万以上かどうか
 「返済負担率」 50、45、40、35、30、20%以内かどうか
  ※返済比率(返済負担率)とは、「年収に占める年間返済額の割合」のこと。
 「勤続年数」  1、2、3年以上かどうか
 「担保評価」  融資判断に影響するのは56%。それ以外は、影響なしか、参考。
 「金融機関の営業エリア」 
 「健康状態」 団信加入が必要9割

   ※団信(団体信用生命保険)とは、ローン契約者が亡くなった場合には、保険金が支払われるため残された家族住宅ローン返済の必要はなくなるための保険。
 「連帯保証」 

 

 

つまり、住宅ローンを契約する上で、勤続年数は3年以上、年収250万以上などのハードルが低い反面、年齢を重要なポイントとしている金融機関が多いことが分かります。

 

 

上記の調査結果とは別の記事ですが、ここ30年間で今が一番住宅ローンの金利が安いようです。変動金利はここ25年間2.475%(店頭金利のため、実際はより安い金利)であり、ネットでの住宅ローン金利は0.5%前後(0.3%などもありました。保険料や他の手数料は考慮していません)も多い状況でした。

 

なお、団信などの住宅ローンのための保険は、数も種類も多い上、金融機関・年齢・ローン金額・ローンタイプ・他の条件によっても保険額が異なるため、数値を平均化するのが困難です。また、保険の手数料部分など、中身が不透明でした。

 

逆に考えると、私が金融機関側の貸し出す人間であれば、利得を得るにはこの保険部分がチャンスなのかなと思います。「住宅ローン最低金利!」と打ち出し、契約をたくさん取りたいものです。笑

 

 

これらを元に、次の記事を書こうと思っています。

 

 

※参照文献

民間住宅ローンの実態に関する調査 発表資料 発表資料 年度次 2018年度 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口