ゼロから始めるほったらかし運用生活

投資信託をメインに運用生活を楽しみます

運用の相談を受けた4

こんにちは あるいは こんばんは。

 

Rさん(30歳)から、「株とか面倒くさいけど、ずっと何かはしなくちゃと思っていました。将来を考え何をすればいいですか?」という相談を受けました。ここには記載しませんが、Rさんの年収や家族構成も聞いた上での話となります。

 

なお、以前のブログにあったHさんの同僚のため、同じ福利厚生の恩恵を受けています。

運用の相談を受けた2 - ゼロから始めるほったらかし運用生活

 

 

----------Rさんの家計の大まかな状況----------

・会社の財形A、B、Cだけ定期積立てしている

・銀行の貯金200万円をどうすればいいか迷っている

・あまり老後の蓄えに重きをおき過ぎたくない

・車、家など特に高額なものを買う予定はない

・毎月もう少し貯金できる

・めんどくさいのが苦手で、なるべく楽にできる方法がいい

 

 

-----------貯蓄・運用状況(年間の掛け金)-----------

財形A:年6万円積立て

生命保険控除適用(年5万円分まで)、年1.2%の利回り、老後まで引き出し不可、原本割れしない、解約は可能

 

財形B:年6万円積立て 

個人年金保険控除適用(年5万円分まで)、年1.2%の利回り、いつでも一部引出し可能、原本割れしない

 

財形C:年56万円積立て

全額所得控除、年1.2%の利回り、老後まで引き出し不可、400万円まで積立可能、原本割れしない

 

iDeCo、NISA、他の積立て保険や運用は、なし。

 

 

まとめると、毎年68万円を定期積立てしています。少し紐解くと、

 老後用に62万円

 いつでも使える運用として6万円

を毎年積立てしていることになります。現時点で少し老後に重きをおいているように思います。

 

 

 

 

----------提案1----------

できる限りお金を減らしたくない、堅実でいて、税制控除などを最大限受け取るための1年あたりの掛け金額

 

財形A:6万のまま

財形B:毎年の積立ては6万のままだが、貯金の200万円をすべて増額入金する

財形C:40万くらい

iDeCo:14〜28万 新規に定期積立て

 

 

この提案のポイントは5点です。

・財形CとiDeCoを合わせて56万円程度にすると、今までと変わりなく老後に重きを置きすぎずに運用できる点

iDeCoにも入ることで、合計所得控除が増える

・財形Bに貯金分を増額入金することで確実に、銀行より利回りの高い運用ができる点

・新たな手続きはiDeCoと増額入金だけなので、比較的手間がかからない。唯一迷うのは、iDeCoのための証券会社選びと、iDeCoの銘柄選びくらい

・すべて定期積立てのため、一度設定すると、1年に一度くらいリバランスを考えるが、基本何もしなくて良い

 

 

 

 

----------提案2----------

提案1よりもリスクが取れるため、より期待値の高い運用がしたい場合の1年あたりの掛け金額

 

財形A:6万のまま

財形B:6万のまま

財形C:56万のまま

iDeCo:14〜28万 新規に定期積立て

NISA:120万 新規に定期積立て、今年中に枠を埋める

NISA口座分が埋まった後、残りの貯金分は特定口座で定期積立てする。

 

 

ポイントは、4点です。

・財形A、B、Cは変更しない。放置し、老後、または必要なときに引き出す

・提案1同様iDeCoを新規に始める

・積立てNISAではなく、一般NISAを始める。理由は200万円の貯金があることと、来年からシンNISAになるため

・貯金が多くあるので、できるだけ早くNISA口座分を埋めて、その後特定口座で投資信託などを買う。この特定口座分は来年のNISA口座に移す。

 

 

 

----------老後の運用額比較----------

現在のままの積立て、提案1、提案2での60歳時の運用金額を、iDeCo・NISAの利回りを4%とし試算します。また、今後30年平均で毎年60万円ほど貯金できると仮定します。財形、iDeCo、NISAを合計したものを金融資産とします。

 

現在のまま:金融資産920万、税制控除分130万、貯金1,800万    計2,850万円

提案1  :金融資産2,040万、税制控除分200万、貯金1,500万   計3,740万円

提案2  :金融資産8,720万、税制控除200万、貯金0、税-1,000万 計7,920万円

 

 

補足説明

・今までに積立てた分は計算しておらず、また年収も上がり、さらに実際の金融資産受け取り時は65歳か70歳頃の場合の複利効果を考えても、実際は上記の計算よりも多くなると思います。

 

・提案2において、毎年120万円の積立ては一見困難なように思いますが、現在貯金が200万円あること、現在定期積立て以外に毎年30万円ほど貯金できていることと、財形Cは後3,4年で満額になり毎年56万円分をNISA口座で運用できること、給与が上がっていくことを織り込んでいます。

 

・提案2に記載のあるマイナス分の「税」とは、今から可能なNISA口座最大運用額は掛金が1920万円分のため、それ以降の掛金に対する利益については20.315%の税金がかかります。

 

・財形A及びBの利益が50万円を超えた分については税金がかかりますが無視しています。

 

iDeCoとNISAの利回りは、選択する商品や経済にもよります。ばっちゃま氏の動画(ばっちゃまの米国株 - YouTube)では、米国でいうとよくて年利回り8%と言っていましたが、世界が4%成長するという意見も多いため低く見積もって利回りを4%として計算しています。ちなみに、利回り8%だと、提案2の金融資産は1億7000万円になります。

 

 

 

-----------質疑-----------

Rさんからの質問に回答しました。

 

Q 証券会社はどこが良いか

A 手数料の安いネット証券が良い。SBI、楽天マネックスなどはよく聞く。後は、自分の経済圏で特典のある証券会社が良い。よく買い物に行くスーパーや、携帯代などを考慮し、ポイントが溜まりやすいなど。注意するのは、例えばiDeCoを運用するだけで毎年5000円の手数料がかかる証券会社などもあるため、そういったところは選択しない。

 

 

Q iDeCoやNISA運用のメリットとデメリット

A デメリットは、最初の手続きがめんどくさい。証券口座を開き、iDeCoを申し込みし、手数料の安い方法で証券会社へ入金し、何を買うかの商品選びがある。

 メリットは、多くの場合、株式で運用したほうが運用額は大幅に増える。経済や企業に興味を持てる。

 

 

Q iDeCoとNISAのどちらを始めたらよいか

A 貯金があることを考えると、両方始めたほうが良い。リスクをあまり負いたくないなら、老後しか引き出せいないがiDeCoから始めることで税制く控除のメリットが大きい。

 

 

Q iDeCoとNISAは別々の証券会社にできるか

A できる

 

 

Q iDeCoは老後しき引き出せないのがひっかかる

A そのとおり。退職金があることを考慮すると、そんなに必要なのかという気持ちになる。ただし、Rさんは現時点でも毎年62万円分を老後用に積立てしているため、その毎年の老後用運用額は変えなくてよい、または少し減らすくらいでよいと思う。

 

 

Q 毎年5%の利回りというのは、毎年5%ずつ増えていくのか

A 違う。減ったり増えたりを繰り返して、長い目でみると1年あたり5%

例えば、私達の年金190兆円を株式などで運用している年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、減ったり増やしたりしながら利回り3.38%で20年間以上運用している。GPIFは、日本株、日本債権、海外株、海外債権をおよそ4等分で安全運用しているため、株式のみの利回りよりも低いとされています。

引用 2022年度の運用状況|年金積立金管理運用独立行政法人

 

上図をみると分かるように、GPIF運用を四半期毎で見るとマイナスの四半期も20回ほどある上に、2002年頃は運用額がマイナス、2008年頃は8年も経過したのに運用額がプラマイ0くらいになっています。

 

GPIFで「 #リスク 」という言葉は、資産運用の世界では「 #リターン (収益)のブレの大きさ」を表します。グラフのブレ幅はそれぞれの資産のリスクを表し、ブレ幅が大きいほどリスクが高いことを示しています。

https://twitter.com/gpiftweets/status/1661499818357792768?s=46&t=fUgQh2hPfCcAAmPUEumA5Q

 

 

Q 貯金の200万円をどこで運用すべきか

A リスクを取れるなら提案2のiDeCoとNISA、それらが埋まった後は特定口座での株式運用が期待値が高い。ただし、一度に200万円運用すると、1日でマイナス3%つまりマイナス6万円など日常的にあり、暴落で半額つまり100万円になってしまうことなどが短期的にはありえる。精神的にもそういったリスクを取りたくない場合、iDeCoを始め、NISAを少額積立し、後は安全な財形Bで運用すると、大きなマイナスにはなりにくい。

期待値を求めるのもよいが、税金と手数料をできるだけ安くすることが大切。

 

 

Q 生活費はどれくらい残したほうが良いか

A 安定した収入があり、保険もあることから、給与の3ヶ月分ほどあれば十分だろう。何かあれば、保険金や財形Bから引き出しできる。

 

 

Q なぜ海外株、特に米国株が良いのか

A 今後の成長に期待できるから。詳しくは、以下のような書籍を読むと良いと思います。

「バカでも稼げる米国株高配当投資」を読んだ - ゼロから始めるほったらかし運用生活

「世界一やさしい 米国株の教科書 1年生」を読んだ - ゼロから始めるほったらかし運用生活

「40代で資産1億円! 寝ながら稼げるグータラ投資術~初心者でもできる、はじめての「米国株」投資」を読んだ - ゼロから始めるほったらかし運用生活

「お金は寝かせて増やしなさい」を読んだ - ゼロから始めるほったらかし運用生活

「本気でFIREをめざす人のための資産形成入門」を読んだ - ゼロから始めるほったらかし運用生活

 

 

Q 証券会社の口座作成方法、設定、注意点はあるか

A 個別株などを買った場合に備えて、配当金の受け取り方式設定だけ注意してください。

運用生活での失敗 - ゼロから始めるほったらかし運用生活

 

 

 

 

 

貸株の金利が入金された

こんにちは あるいは こんばんは。

 

最近、同僚が3泊4日で約50万円もらえるという治験の副業をしました。

Elarekibep (PRS-060/AZD1402), a new class of inhaled Anticalin medicine targeting IL-4Ra for type 2 endotype asthma

健康な日本人に、喘息の新薬を投与し様子を見るというもので、投与後1ヶ月間はお酒・コーヒー・薬など禁止という制約も付きます。事前の健康診断を通過することが厳しいようで、治験対象に採用されない人のほうが多かったようです。

治験の後遺症などが心配なところですが、健康な人体への投薬は2度目、アストラゼネカという有名な会社、喘息薬だが日本人の健康体への影響を見るための治験と考えるととてもコスパが良いように思いました。さらには、プラセボ薬の可能性もあります。

 

 

治験で思い出したのが、昔、家庭科の先生がアルバイトした治験(?)の話を思い出します。3食出て、部屋にいるだけで1日1万円もらえるバイトです。好きなだけ滞在して良いので、1ヶ月間滞在すれば寝ているだけで30万円になります。

実験の目的は、音のない空間で人間はどのように行動するかというもの。

その先生いわく、2週間くらい余裕かと思ったが、音がない生活は気が変になり、気がついたら、トイレの水を何度も流して音を聞いていて、1週間も立たずギブアップしたそうです。

 

 

もう一つ変わった副業を思い出しました。親戚のおばさんに紹介されたのが、死体のホルマリン漬けはたまに浮いてくるのでそれを棒でつつくというバイト。時給700円が普通のときに、1日2万円という高額な報酬でした。

 

 

 

副業の話が多くなりましたが、前回設定した貸株について、定期的に金利が入金されていたのでまとめます。前回の貸株設定のブログ↓

貸株を設定した - ゼロから始めるほったらかし運用生活

 

 

1月末に貸株を設定してから、4ヶ月間で貸株金利1,402円の入金がありました。

SBI証券のMY資産の配当金などには貸株金利が含まれていなく、入出金履歴を確認して初めて貸株金利の入金があったことが分かりました。

上図は国内の入出金一覧です。4箇所ほど貸株金利という項目があります。

 

現在貸株設定しているのは、株価約3000円のJTと株価約1200円のウェルスナビです。


入金された131円や418円というのがどういった振り分けなのかを確認しました。

「口座管理」→「貸株」のタグ→「貸株入金明細」のタグで検索すると以下のような画面になります。

貸株を設定してから、対象銘柄について、毎日のように貸株金利が発生しているのが分かります。

 

なお、上記の貸株入金明細において、カゴメヤマハ発動機金利は最初の2日間のみ貸株設定になってしまったため、金利が発生しています。これは、前回のブログでも紹介しましたが、SBI証券では一度貸株申し込みすると、「自動的に特定口座の貸株対象銘柄すべてが貸株設定になってしまう」ためです。株主優待の長期保有特典がなくなる懸念があるため、この点は直して欲しい旨、SBI証券に要望しました。

 


貸株金利の実際の入金日は、SBI証券で説明している通り毎月15日となります。

 

 

このままいくと年間5000円弱くらいの入金になりそうです。

雑所得が20万円を超えない限り、このまま貸株設定していこうと思います。

 

 

 

金融庁の金融教材を読んだ

こんにちは あるいは こんばんは。

 

学習指導要領の改定により高校の授業が変わったそうですね。 大きな変化は、家庭科で「金融教育」が必修化となりスタートしたことだそうです。金融庁は、中高生・社会人向けに金融教育用コンテンツを公開していているので、内容をピックアップします。

引用 社会人になる方へ : 金融庁

 

 

・ライフイベントにかかるお金とライフプランの例

 20代 就職活動費用 14万

 30代 結婚式費用  355万

     出産費用   51万

 40代 住宅購入費用 建売    3442万

           マンション  4437万

 50代 教育表    1033万

 60代 老後の生活費 26万/月

     介護費用   16万/月

 緊急資金 3ヶ月〜1年分

 

 

・休眠預金等活用法について

休眠預金等活用法の施行により、2009年1月1日以降のお取引から10年以 上、その後のお取引のない「休眠預金」は、民間公益活動(子供や若者の支援、 生活困難者の支援、地域活性化の支援など)に活用されることとなりました。

 

 

・家計管理のポイント

 「収入 ー 支出 = 貯蓄」 ではなく 

 「収入 ー 貯蓄 = 支出」

 

 

社会保険と民間保険

医療保険制度など、日本は海外と比べても社会保険制度が非常に充実しています。まずは社会保険で備えられる範囲を確認して、それでは足りないと思う分と民間保険で補うようにしましょう。

 

 

金融商品のリスクとリターンの関係

 

 

・価値を守る

「老後のためのお金」について、「安全性」を重視するあまり、たとえばインフレが進む中で現金と普通預金だけにお金を置いておくと、実質的な価値(実質購買力)が減少します。この場合も働いて得た価値を「守る」ことができず、老後のプランに支障が出ます。

 

 

・リスク許容度

お金を運用する前に、「リスク許容度」という考え方を知り、自分の「リスク許容度」を考えておきましょう。株式などのリスクが高い金融商品を買う場合、「リスク許容度」の範囲内にとどめることが大切です。

 

 

・お金を運用するうえで役立つ知恵

「分散運用」とは、お金の運用をする際、対象や時期について分散することです。

 

「対象の分散」とは、投資の対象を、異なる性質を有し、価格の動きが異なるものに分散することです。このような対象に分散することにより、投資対象の価格の動きが打ち消し合うなどにより、保有している資産全体のリスク(価格のフレ)を減らす効果が期待できます。

 

「時期の分散」とは、投資する時期(タイミング)を分散することです。価格が変動する金融商品を買う場合、時期によって価格が異なるため、買う時期を誤ると大きな損失を被ります。もちろん、先行きの価格の変動は、誰にもわかりません。こうしたリスクを軽減する方法として、たとえば「定期的」に「一定額」で、価格の動きに関係なく価格変動商品(たとえば株式、外貨建て資産など)を購入していく方法があります。「定額購入法」といいます(「ドル・コスト平均法」と呼ばれることもあります)。

 

「地域の分散」とは、投資対象とする地域を分散することです。「国際分散投資」とも呼ばれます。たとえば、日本企業の株式だけではなく海外企業の株式にも投資する、円建ての債券だけではなくドル建てなどの債券も保有する、といったことです。「地域の分散」は「対象の分散」に含められることも多く、目的も同じです。たとえば海外の株式と日本の株式は価格の動きが異なることを利用して、日本の株式だけを保有する場合に比べ、資産全体のリスクを減らすことを目指すものです。

 

「長期運用」とは、お金の運用を長期間行ったり、長期的な観点から行うことです
お金の運用を長期間行うと、複利の力が大きく働きます。このため、運用に回せるお金をなるべく早く貯め、長期間運用するのが理想です。複利の力を働かせるとの観点からは、利子や配当などを受け取ったときは、余裕資金である限り、できるだけ早く再び運用に回す(=運用元本に加える)ことが大切です。

なお、「何かを買ったら、その商品を長期間保有し続けること」(バイ・アンド・ホールド)を、「長期投資」の1つの内容とする考え方もあります。ただし、長期間保有し続けるのにふさわしい内容の資産であるかどうかが重要です。

 

お金を運用する場合、運用成果は「不確実」です。一方で、コストは「確実」にかかります。このため、コストがなるべくかからない形で運用することができれば、運用成果を確実に押し上げることができます。お金の運用をする際、「コスト」に気をつけることが重要です。税金はコストですので、iDeCoやNISAの制度を利用することは効果があります。

 

 

金融庁の方へ

「社会人へなる方へ」ページ内の、以下のページのリンクが切れていました。

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/download/index02.html

 

 

 

 

いつの間にか、金融庁×うんこドリル、小学生の買い物の学習がある、小中学生用お小遣い帳アプリなどといった金融リテラシーコンテンツがあふれる世の中になっていました。

 

 

外国株・日本株の配当金を受け取った(1〜3月分・2023年)

こんにちは あるいは こんばんは。

 

2023年1月から3月までの3ヶ月間で外国株と日本株の配当金などを受け取りました。

 

この3ヶ月間は、VIGを新たに買付け、価格の下がったTMFとBTIを買い増しました。

なお、こういった配当金などの運用に関しては、iDeCo投資信託・財形などの定期積立てを除く、リスク許容度の少し高い部分での運用です。また、高配当商品をメインにしたいわけではなく、資産のトータルで計画することを優先しながら、株の世界を楽しみたいと思っています。

 

 

○1月から3月までの受取金額は、税引き後約87,500円でした。

 

SBI証券からは税引き後計83,002円を受け取りました。

国内株式は18,114円、外国株式は64,888円でした。

 

合計17個の商品から、特定口座で58,121円、NISA口座で24,880円となっています。

 

楽天証券からは税引き後、34.77USD、およそ4,500円を受け取りました。

 

 

○配当金等の推移

2023年の配当 計約87,500円

 1−3月 87,500円

2022年の配当 計約424,000円 

  ※還付予定金16,000円追加 

 10-12月 130,000円

 7-9月 86,000円

 4-6月 123,000円

 1−3月 69,000円

2021年の配当 計約295,000円

 10-12月  82,000円

 7-9月 72,000円

 4-6月 86,000円

 1-3月 55,000円

2020年の配当 計約79,000円

 10−12月 44,000円

 7−9月 35,122円 ※日本株のみ

2019年の配当 0円

 

 

○米国高配当ETFの購入

以前の記事で、VIG、SPYD、VYM、HDVなどの米国高配当ETFの何を買うか迷っている話をしました。

米国ETF選び - ゼロから始めるほったらかし運用生活

悩んだ結果、2月と3月に米国連続高配当ETFのVIGを買いました。VIGの4月1日段階の株価は$154.01、配当利回りは1.99%となっています。どの高配当商品にするか、クオリティ高配当ETFのQDIVも含め非常に迷います。また、やはり個別株もいいなと心が動きました。

結果、個別株で買おうとも思ったMicrosoftJPモルガン、J&J、VISA、P&G、HomeDepoなどの割合が多いVIGにしました。

 

購入のためのお金は、銅山で有名な鉱業及び金属会社のRIOを40株2919ドルで売却し、使用しました。配当利回りが9%ほどあり、含み益も500ドル以上ありましたが、RIOの2月の決算が非常に悪く、配当権利日前でしたがすぐに売却しました。

基本的に持っている商品を頻度高く売買しませんが、RIOはもともと2,3年といった中期的な計画での買い物でしたし、今持っているTMF、EPI、FMなどのETFに関しても時期が来たら売ります。

 

 

○今後

日本株が暴落した場合、配当金目的で今年のNISA口座を活用し国内株を買おうと思っています。今年のNISA口座買付け分は配当金・分配金を多くし、来年からの新NISA枠を少しでも早く埋めたいためです。

日本株以外は、VIGをメインにし、状況に合わせてQDIV、SPYD、VYM、HDVなどを買っていく予定です。

 

 

確定申告した

こんにちは あるいは こんばんは。

 

2022年分の源泉徴収票を見ました。

年収が一昨年よりも50万円ほど減少しており、悲しい気持ちになりました。4年前と比べても、昨年度分の年収は低く、”変えるのは環境”という言葉が頭をよぎります。しかし、今の職場は、周りの環境もよく、業務内容も好きなため、ここで花を咲かせられるよう努めていきたいと思います。

前向きに考えると、昨年は配当金などで69万円の実益があり、含み益もそれ以上にあるため、運用生活をすることで年収は上がっています。

2022年の実際の合計損益を計算した - ゼロから始めるほったらかし運用生活

 

 

 

源泉徴収票を元に、iPhoneで確定申告しました。

3年目の確定申告になりますが、どこにいても30分ほどでできるため、楽ちんです。

 

●用意するもの

源泉徴収票

スマホ ※PCの場合、カードリーダーが必要

マイナンバーカード

・証券会社発行の特定口座年間報告書

・その他(住宅ローン、ふるさと納税、医療費控除などある場合、それらの書類かデータ)

 

 

スマホで確定申告

国税庁のウェブサイトに行くと、確定申告の案内があります。

令和4年分 確定申告特集

 

基本的に、聞かれるままにタップ及び入力していきます。

マイナポータルとの連携があると、個人の情報、医療費控除などを自動的に入力してくれ、よりスムーズです。

 

後述しますが、確定申告で一番悩む点が以下の画像にもある、申告を「総合課税」か「申告分離課税」のどちらにするかです。この点だけは、予め確認した方が良いと思います。

 

特定口座年間報告書などはXML形式のデータで証券会社からダウンロードすると、そのまま読み込んでくれます。

 

私の場合、外国株配当金などの二重課税を少しだけ取り戻すための確定申告です。昨年度分からは1万6000円ほど還付される予定です。

 

最後にデータを送信し、「送信完了」と表示されると完了です。

 

 

●「総合課税」か「申告分離課税」か

確定申告する上で一番悩むポイントです。年収、住宅ローン控除、医療費控除、配偶者・扶養控除などによっても変わってきます。この二択により、確定申告することで逆にマイナスになることもあります。

 

申告分離課税は、配当所得を総合課税の所得とは別にして所得税を計算します。申告分離課税を選択することで、上場株式等の利子、配当、分配と譲渡損は他の証券会社のものも含めて損益通算することができます。

総合課税は、配当所得を給与所得や事業所得などと合算して納税する方法です。総合課税を選択した場合は、申告分離課税と異なり損益通算はできません。

 

注意する点

・自営業者や定年退職された方などの国民健康保険に加入している場合は、株式の配当所得を確定申告することで、国民健康保険料及び介護保険料が上昇してしまう場合があります。

・扶養されている方が配当所得を確定申告すると合計所得額が増えるため、扶養対象から外れ、結果として家庭の所得税・住民税が増加する可能性もあります。

・扶養者のいる世帯主の場合、配偶者控除は、納税者本人の合計所得が900万円を超えると所得控除額が縮小され、1000万円以上になると所得控除がなくなります。

ふるさと納税のワンストップ特例制度を申し込んでいる場合、確定申告するとこの特例制度は無効となります。その場合、再度自身でふるさと納税分を確定申告することで寄付金控除を受けられます。

 

上記は少し調べて表示された注意点のため、人によっては他にも事前確認必要な点がでてきそうです。

 

 

私の場合は、給与以外の収入は今回の特定口座報告書分のみ(NISA口座分は確定申告外)であり、ふるさと納税・住宅ローン減税・医療費控除など何もないため、シンプルでした。そのため、スマホで確定申告する際に、「総合課税」の場合と、「申告分離課税」の場合、両方の還付金額を確認していから、申告するようにしています。これは、eTaxの場合、基本データなどを入力すると、手続きの後半で、還付予定金額または納税金額が表示されます。

所得税申告分離課税、住民税は総合課税の場合に、居住する役所に届け出をださなければならないなど、手続きが煩雑になる場合もあります。

 

今後、令和4年度の税制改正において、令和6年度より、所得税と市民税(個人住民税)の課税方式を一致させることとなり、所得税と市民税(個人住民税)とで異なる課税方式を選択することができなくなります。

 

 

●参考

上記の「総合課税」か「申告分離課税」について悩んだとき、ひろめさんのブログ・書籍が一番参考になりました。

複利のチカラで億り人 - セミリタイアとFIRE実現を応援するブログ

 

 

配当金管理アプリを使ってみた

こんにちは あるいは こんばんは。

 

iPhoneで配当管理アプリを使ってみました。

※アプリのリンク 「配当管理」をApp Storeで

 

銘柄と数値を入力した後の画面がこちら。

・全体

・日本

・米国

・セクター別

 

配当金管理アプリを使用することで、運用銘柄を少し異なる角度から見ることができます。

上記の中で、BTI(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)の割合がとても大きいことが分かります。BTIはイギリスの企業ですが、米国預託証券ADR)で購入できます。イギリスの配当金税率は0%であり、NISA口座で購入することで、配当金を税金なしで受け取っています。

 

保有しているTFM、EPI、FMなどは長期投資というよりも投機的な投資であり、分配金を目的としていません。私の場合、メインの運用は投資信託のドルコストにしており、リスクのとれる資産で上記のような外国株などを購入しています。その時に、1つの銘柄に対して、リスクの取れる資産の5〜10%の比率にしたいと持っているので、リバランスする際にもこういったアプリは有用だと思いました。

 

日本株は昔、株主優待を目的に購入したものばかりで100株購入のため、バランスの取れたようなグラフになっています。

 

 

 

無料のアプリで僭越ながら、良かった点と改善点をまとめます。

良かった点

・円グラフにすることで持ち銘柄及び配当金額の比重が整理される

・基本、無料で使用可能

・運用生活のモチベーションが上がる

・運用のリバランスを考えることができる

 

改善点

・銘柄、数量、平均取得金額をすべて手入力しなければならないので自動にして欲しい

・配当・分配金利回りは過去の情報なので、最新情報への更新頻度を上げて欲しい

・NISA、特別など口座選択機能も入れて欲しい(税引き後の合計金額が知りたい)

 

 

改善点の前者に関しては、マネーフォワードのように証券会社のAPIを用いて自動で配当金も管理してほしいところです。しかし、マネーフォワードではそのようなサービスは提供していないようです。

https://support.me.moneyforward.com/hc/ja/articles/4403896654873-証券の連携で配当金の収入履歴が反映されない

そのうち、証券会社または別会社がそういった配当金管理も含めたサービスを提供しそうな気がします。SBI証券のMy資産機能はそれに近いことができるため、待つとします。

 

少し前に無料でのサービスに制限がかかってしまいましたが、それでもマネーフォワードは重宝します。

過去のブログはこちら。

資産管理ツールノスヽメ - ゼロから始めるほったらかし運用生活

 

 

オンライン講演を見た(2023年2月)

こんにちは あるいは こんばんは。

 

楽天証券において、

「2023年、景気回復に光が見えるか?広瀬隆雄の米国市場見通しアップデート!」

と題した講演があったため自分のために記録します。

引用 【ネット開催】2023年、景気回復に光が見えるか?広瀬隆雄の米国市場見通しアップデート!(2023年2月17日開催) - YouTube

 

 

広瀬氏は、米国株のテーマ、銘柄分析の第一人者。米国をはじめとする世界の政治・経済に精通し、グローバル投資、新興国市場にも明るい。1959年、広島県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。S.G.ウォーバーグ証券(現UBS証券)、ハンブレクト&クィスト証券(現J.P.モルガン証券)を経て現職コンテクスチュアル・インベストメンツLLC マネージング・ディレクター。

 

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●今後の相場の見通し
結論として、2023年のS&P500は、プラス14%、4337をターゲットに見ており、予想は変えていない。


●GAFAM決算
どの決算もインフレを含めると、マイナス成長かほとんど成長していない。要因例として、広告での収益という構造は曲がり角に来ており、今後どうするかも不明である。

 

●参考銘柄
・VIST アルゼンチンのシェール探索生産。業績が着実に伸びている
・SQM チリのリチウム世界一のシェア。ローコスト
CRK ローコスト。天然ガス特化
・APA スリナムという国のオフショア油田発見が大きな材料
・MAR 世界一のホテルシェア

 

●質疑応答
・FM(フロンティア国ETF)について

新興国などに投資するときの注意点として、ドルが強含みしそうな局面では、投資資金が新興国から抜け出してアメリカにリバトリエーション、つまり戻される。今は、CPIなどの各指数からも分かるように、マクロ的には景気が強い。利上げはドル高要因のため、FMは資金が抜け出す。しかし、いま全降りするとかではないほうがよく、今後、政策金利が下がる時にFMはアウトパフォームすると思う。


・TUR(トルコETF)について

復興のための資金で、目先、トルコリラが圧迫する。トルコ国際空港は、ヒースローを超えて賑わっている。シンガポールがアジアの人もの金の集積地になりつつあり、ヨーロッパではトルコがそう。今後もハイリスク・ハイリターンの運営。

・今後の為替の見通しについて

ダル高の背景が利上げ繰り返しのため、市場はドル安だと思う。利上げ停止が3月から5月になりそうという、小さな動きでしかないと思う。

 

・今後のナスダックについて

次はChatGPTなどのAIがくると言われている。しかし、AIはまだ課金戦略が定まっていない。グーグル検索はアドセンスというマネタイゼーションというビジネスモデルがある。ChatGPTはまだアドセンスのようなものはない。ChatGPTはデジタル広告戦略の寿命を早めるが、経済的なメリットは少ないと思う。


・石油の買い時について

目先はいいと思う。今後のメインは、FMや欧州株、全世界株だろう。次の策として、さきに紹介した参考銘柄とかがいいと思う。去年のような、エネルギーなら何でも儲かるストーリーにはならないと思う。


NVIDIAについて

GAFAMの売上がよくない。需要面で明るい材料はAIだけ。それだけで半導体株を引っ張っていくのは難しい。米国の半導体技術を中国に輸出してはいけないという方針もマイナス。


・VTかVTIのどちらを選ぶか

VTの方がいいと思う。今後、GAFAがアンダーパフォームすると、VTの方が勝つと思う。

 

・銀行株について

預金を持っている銀行はいいと思う。例えば、JPモルガンBoA、ウェルス・ファーゴなどの銘柄例がある。米国政策金利が上昇するときの金利差はそのまま銀行の利益になるため、顧客金利を上げずに預金が多い銀行は強い。負け組は、ゴールドマン・サックス社など。

 

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動画を見て、広瀬氏の考え方や、普段どのように情報を収集しているかが垣間見れて、とても参考になりました。

広瀬氏の現在の主な情報発信は、以下の2つの有料コンテンツです。

Ch-OMUSUBI

広瀬隆雄|note

無料で今回のような講演が見れるのは、ありがたいです。

 

 

講演の中で紹介された参考銘柄を調べ、特にSQMとAPAに興味を持ちました。しかし、SQMは配当利回りが9.33%と高いですが、チリの会社であり、配当金は35%の現地課税の税金もかかります。また、リチウム世界シェア2,3位のALB、LTHMは配当金がほとんどなく割高のようにも見えます。

APAの2月10日の油田発見ニュースも確認しましたが、ここ数日の株価は下げています。APAは、2022年の新規資源発掘量でいうとTOP15に入っていますが、そもそも、ブラジル、ナミビアなど、2022年は大規模な油田発見が多かったようです。

引用 2022 seen as a bumper year for global oil & gas exploration, says WoodMac - Offshore Energy

そのため、油田発見というニュースだけでの個別株購入には至りませんでした。

 

VTかVTIかに関しては、どの目先、1,2年なのか、10〜20年なのかが分からないため、再度自分自身でも長期投資の対象商品を検討したいと思います。私の資産形成は、20〜30年後の結果をイメージしているため、今のところは、現在のまま手数料の安いS&P500商品を長期投資の対象にしていく予定です。ドルコスト平均法の数少ない欠点は上昇局面のため(高値で積み立てていくことになる)、現在のS&P500の下降または停滞の状態は、長期運用のほったらかし投資においては良いことだと思っています。