こんにちは あるいは こんばんは。
以前、レバレッジ商品のTMFを買いましたが、時期尚早だったかもしれません。
その後、TMFが7ドルくらいの頃に買い増して、取得単価は9.00ドルとなりました。
しかし、まだまだ米国経済は強く、インフレが鈍化しているとはいえ、金利上昇及び金利の高止まりが続くかもしれません。
最近はアルファベットA(GOOGL)いわゆるグーグルの株をすべて売却し、キャッシュポジションを増やしました。そのキャッシュをどう運用するか迷っています。
○ 生の米国債券を買った
そこで、米国政策金利が数年高止まりし株がボックス相場になるシナリオ、かつ、資産運用の選択肢を広めるための勉強として、利回り5%ほどの生の米国債券を買いました。
TMFを買うストーリーとは逆ベクトルの動きになってしまっています。
上記は購入直前の画面です。
今回の、購入したのは、2種類の米国長期債券です。
商品名「L3597A001 トレジャリーストリップス米ドル建 2024/11/15満期 ゼロクーポン債」は、2024年11月償還の、利回り4.835%の商品です。
もう一つの商品名「LW896A001 アメリカ合衆国国債 2024/5/31トレジャリーボンド」は、2024年5月償還予定の、利回り5.117%の商品です。
比較の意味も含めて1000ドルずつ買いました。どちらもリスク少なく5%ほどの利回りがあるのは、他の方々も言っているように債券のバーゲンセールだと感じます。
購入後の画面はこんな感じでした。
SBI証券では、口座管理→口座(外貨建て)、またはMy資産で外貨建て商品を確認できます。
○ 債券投資を勉強中
今も債券投資について勉強中ですが、とても奥が深いです。
債券投資を選択する場合、
円貨建てか外貨建てか
ETFか生の債券か
発行体はどこか
どのくらいの期間か
何の商品か
いつ買うか
についての選択がとても重要になると思います。
例えば、いま、円貨建てで米国債券を買った場合、債券の償還時には円高になっており、結果として予定よりも低い利回りならまだしも、米国債券を買ったのにマイナスになってしまうストーリーがあり得るためです。
したがって、ドル建てで、利回りの高い今、格付けの高い米国短期債を買うことにしました。
今回買った商品を選んだポイントは、格付け、利回り、償還日の3点です。
利率と利回りは意味が違います。シンプルに考える場合、あくまで利回りで比較すると良いと思います。
スリップス債(割引債、またはゼロクーポン債)とは、クーポン(利金)の支払いが無いかわりに、割引形式で額面よりも低い価格で発行される債券のことで、額面金額の100%で償還される商品です。
○ 債券投資のマイナス点をまとめた
一番参考になったYoutubeをまとめます。元証券マンさんは、今の債券投資をバーゲンセールとして推奨していますが、その上でデメリットを解説してくれているため、特に参考になりました。
※引用 【知らずに買うな】利回り5%超続出のバーゲンセール「債券投資」に潜む罠7選 - YouTube
1 資産形成層は債券投資が不要な可能性あり
債券より株式のほうが長期的な期待リターンは高いから。
3 償還まで保有しても投資元本が丸々返ってくる訳ではない
既発債で、単価が100%を超えるものは、元本割れして返ってくることになる。
4 償還前提のインカムゲイン狙いはアップサイド(成長余地・伸び代)の放棄
事前に決まっている利回り以上を求めることはできない。
買った瞬間に利回りが決定するのは、債券の良いところでもある。
大勝は望めない(富裕層の投資)。
5 ネット証券は途中売却時に高い手数料が発生
SBI証券では5〜7%のスプレッドが抜かれる。
6 金利低下時は株式も大きく上がる可能性がある
高格付けの長期債権を持てば、今後金利が低下した際に、大きな債券単価の上昇でキャピタルゲインを狙うことができる。そういった金利低下時は、株式も大きく上昇する傾向がある。
7 ネット証券で買った銘柄は他社に移管できないことが多い
SBI証券の公式ページには、移管できないことが明記されている。楽天証券もおそらくできない。
○ まとめ
TMFを買い増すか、TLTまたはEDVを買うか、インドのEPIやフロンティアのFMを買い増すか今でも迷っています。今回は、米国政策金利が数年高止まりするシナリオ用、かつ、資産運用の選択肢を広めるための勉強として、利回り5%ほどの生の米国債券を買いました。特に、利回り、格付け、償還日を意識しました。
それにしても、昨年は、TMFに関する日本語の動画やブログは少なかったのが、最近とても増えたように思います。日本人の市場参加者が債券投資に多く流入していきているのかもしれません。
ドル建ての話をしていますが、今年は一度もドル展していなく、また今後もしばらぬはドル転の予定はありません。何度も書いているように、来年からの新NISAで円建てインデックスファンドを効率的に埋めることに重きを置いた上で、ドル建て投資を楽しみたいと思います。