こんにちは あるいは こんばんは。
外国株のお得な買い方例を紹介します。
どの株や投資信託がどれくらい上がるかはわからないため、少しでも税金を減らし、手数料を安くし、ポイント還元・キャッシュバックなどを得ることが大切だと思います。
外国株を買う上で、大きく、
めんどくさがりタイプ
少しでも手数料を安くタイプ
の2タイプに分けて、外国株のお得な買い方の一例を紹介していきます。
○ めんどくさがりタイプ
めんどくさがりタイプは、NISA口座で、手数料の安い投資信託を積立設定するのがベターな方法となります。
例えば、SBI証券で最近2番人気の「SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」という商品を購入するだけで、アップルやマイクロソフトなどを含めた米国の有名企業約500社の株を購入したことになります。
図 SBI・V・S&P500承認の組入上位10銘柄
商品を購入する前に、あなたが使用しているクレジットカードを確認し、証券会社のポイントやキャッシュバックなどのキャンペーンがないか調べてみてください。
SBI証券及び楽天証券は、クレジットカードなどの支払い方法によっては、掛け金5万円を限度として積立額の1%分のポイントがつく例が多くあります。5万円を積み立てると、毎月500円分のポイント、1年間で6,000円分のポイントになります。見方を変えると、利回りが1%上がるため、平均利回りが4%の商品の場合、利回り5%となります。もちろん、厳密には複利計算するときに異なるため大まかな計算です。
SBIでは、投資信託を積立設定すると、使用するクレジットカードの種類によって積立額の0.5%〜5%分のポイントが貯まるキャンペーンを実施中です。私の場合、Oliveゴールドカードで積立設定しているため、毎月500PのVポイントが貯まっていきます。
図 Vポイント履歴画面
Oliveゴールドの詳細は割愛しますが、このカードのデメリットの一つは通常5,500円の年会費です。ただし、初年度の会費は無料で、初年度に100万円以上使用した場合、年会費永年無料となります。
引用 【Olive】年会費はかかりますか? | よくあるご質問 : 三井住友銀行
私の場合、もともと今年と来年は100万円を超える買い物予定があり、他のポイント特典も良いため、今年からOliveカードを利用しています。普段は毎年100万円もクレカを使用しないので、タイミングが良かったです。
また、SBIでは投資信託商品を保有していると額面に対してポイントがつく、投信マイレージサービスもあります。
図 SBIのポイント獲得履歴画面
SBI証券→口座管理→お客様情報設定・変更→ポイント・外部ID連携→ポイントから確認できます。私の場合、毎月50ポイント程度ずつ貯まり、適当なタイミングでポイント投資しています。
今はSBIの設定を変えられない環境のため、落ち着いたらSBIの方もVポイントに切り替えます。
毎月5万円を超える積立が可能な方は、複数の証券会社への積立設定もいいかもしれません。
楽天証券では、楽天クレジットカードならどの種類でも使用することで、毎月5万円を限度に投資信託積立設定額の1%のポイントが貯まります。
図 楽天証券のポイント獲得履歴画面
また、楽天キャッシュでもポイントバックがあるため、キャンペーンの種類・期間にもよりますが、最大1%のポイントがつきます。したがって、楽天キャッシュと楽天クレカを併用して投信積立てすることで、ポイントの二重取りも可能かもしれません。まあ、そこまで資金力があれば、三井住友のOliveフレキシブルペイプラチナプリファードで、5%のポイントバックを狙うなど、他にも方法がありそうです。
NISA口座ではなく「特定口座」で投資信託商品を購入する場合、二重課税控除対象商品を買うほうが良いでしょう。二重課税とは、外国株の配当金などの多くは外国で税金がかかり日本でも税金がかかります。そこで、一定の収入があれば、個別株やETFの場合、確定申告することでおおよその二重課税分が戻ってきます。または、円建ての投資信託やETF商品の場合、二重課税控除を自動的にしてくれる商品が増加しているようです。
「ようです」と前記したのは、実際に二重課税控除対象商品か否かを明記している情報がありませんでした。一番、信頼できそうな日本取引所グループのウェブサイトを見ても、
「投資信託等の二重課税調整制度の対象となる可能性の高いETF・REIT」
との記載されています。
引用 https://www.jpx.co.jp/learning/basics/tax/tvdivq00000170tw-att/nlsgeu000004gjxm.pdf
どこを見ても”可能性の高い”しか見つかりませんでした。
なお、二重課税控除対象商品について、NISA口座の場合は対象となりません。
このように、NISA口座を利用することで税金をなくす、または特定口座であれば二重課税控除対象商品を選択する、そして投信積立てのポイントを得ることで資産運用の効率化を図れます。
○ 少しでも手数料を安くタイプ
円貨建てで外国株・ETFを買うこともできますが、総合的に手数料がより安いのは、円をドルに両替して、ドルで買い、ドルで商品を保有する方法になります。
この円からドル、またはドルから円に両替するときに、地銀窓口だと1ドルあたり1円、SBIや楽天であっても1ドルあたり25銭の為替コストがかかります。そこで、SBIの場合、住信SBIネット銀行で両替することで1ドルあたり6銭の手数料にすることができ、手数料無料で住信SBIからSBI証券に振替できます。さらに、この住信で外貨積立することで1ドルあたり3銭で両替できます。
なお、昨年までは、住信SBIの外貨両替為替コストは4銭であり、過去には外貨積立の為替コストは無料だったこともあるため、時々、手数料を確認したほうが良いかもしれません。
引用 為替コスト(手数料)・金利 | 外貨普通預金 | NEOBANK 住信SBIネット銀行
引用 為替コスト(手数料)・金利 | 外貨積立 | NEOBANK 住信SBIネット銀行
次に、ETF購入の際に、手数料無料買付けキャンペーンの確認が大切です。
SBIでは、VT、VOO、VTI、IVV、SPY、EPI、DHS、DLN、DGRWの9銘柄の購入手数料無料キャンペーン中です。
引用 SBI証券
この中では、全世界株のVT、全米株のVTI、S&P500のIVV/SPY、インドのEPIなどが注目されているように思います。
SBIの円貨建てETF購入手数料無料キャンペーンもあります。
引用 SBI証券
楽天の場合、SBIにはないSPYD、VOOなどを含む15銘柄の購入手数料無料キャンペーン中です。
引用 買付手数料無料 海外ETF | 海外ETF | 外国株式・海外ETF | 楽天証券
手数料0円ETF | 国内ETF/ETN/REIT | 国内株式 | 楽天証券
なお、NISA口座はそもそも買付け手数料無料なのかと予想すると思いますが、NISA口座であっても外国個別株・ETFの場合は買付け手数料がかかります。
図 英国のタバコ会社BTIをNISAで買う画面(外貨手数料1.65USD)
図 インドEPIを特定口座で買う画面(外貨手数料0.00USD)
外国株の購入時手数料は、キャンペーンがなければ購入金額のおよそ0.5%です。
○ まとめ
めんどくさがりタイプのお得度アップ
・NISA口座を利用
・クレカによるポイントなどのある、手数料の安い投資信託を積立する
・毎月5万円以上積立出来る場合、複数証券会社のポイント取得の検討
・特定口座で購入する場合、二重課税控除商品を選択する
少しでも手数料を安くしたいタイプのお得度アップ
・ドル転時の為替コストを安くする
・円貨建て・外貨建てでも買付け手数料無料キャンペーンの利用
ポイントなどのキャンペーンは水物なので、今後はポイント率の低下またはサービス自体がなくなることが考えられます。実際、楽天証券では投信積立のポイントが1%→0.5%→0.2%→0.5%など、この1年で何度か変化しました。
また、住信SBIのドル転手数料が悪化しているように、ドル転手数料も同じく水物です。そのため、ポイントなどへ過度に反応しないよう、貰えてラッキーくらいの心持ちがほどよいと思います。自分自身のポイントなどを確認すると、毎年2万円分ほど得していてラッキーでした。
現在利回りの高い外貨建てMMFで積立てし、売却した分で株・債券を買うなど、他にもいろいろな方法があります。それぞれの経済圏、使用しているクレカ・証券会社、運用方法にあった、よりよい資産効率化が図れる方法が見つかることを祈ります。