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IDECO vs 積立NISA

読者より、「積立NISAとIDECOは何が違うんですか?どっちがいいんですか?」

職場の同僚より、「IDECOの良さを具体的に」

と、質問を頂いたので、上記のタイトルで回答します。

 

IDECOと積立NISAのどちらがいいですか」と聞かれた場合、

 

IDECOのメリットがとても大きい」

 

と回答します。

  

その理由を紐解いて行きます。

まずは、二つの違いを表にしてみました。

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表を見てわかるように、二つとも似ていますが、大きく異なるのは、

 ・IDECOは老後しか積立てたものを引き出せない

 ・IDECOには税制控除がある

です。もう1点補足すると、SBIの場合、積立NISAには元本保証はありませんが、IDECOには1件のみ元本保証の銘柄があります。ただし、利回り(金利)は「0.020%」となっています。そのため、元本保証のIDECOを始めるくらいなら、別の選択肢を考えたほうがいいと思います。

※1/12訂正 利回りの低い元本保証のIDECOであっても、税制控除の分を考えると、十分始める価値があります。

 

 

IDEC vs 積立NISA、2つの違い、、、 

キーワードは、「税制控除」です。

 

この「老後しか引出せない」、というのが大きなデメリットになる方もいるため、そういった方は積立NISAの方が良いでしょう。例としては、18年後の子供のための積立(学資保険の代わり)、1020年後のマイホーム購入の頭金などのように、既に、老後となる前にまとまったお金が必要な場合が考えられます。

 NISA制度は2024年より変更となります。

 

IDECOを見てみましょう。IDECOでは、積立てた金額に対して税制控除の優遇を受けることができます。

 

年収600万円(課税所得350万円)くらいで、毎年14.4万円投資の場合

 

 IDECO積立最大額 14.4万円/1年

 税制控除 14.4万円×(所得税20%+住民税5%)の計、36,000円です。税金から年間36,000円分控除される、

つまり、税制控除で毎年36,000円得します!

 

同じ収入が続かない場合もありますが、仮に枚取り36000円利得となると、30年間で108万円の利得なります。

厳密には、課税所得とその他の税制控除などを合わせて所得税率が変わるため、利得も変化します。また、所得が多い方ほど得します。次のページで、それぞれの所得税を確認してください。

No.2260 所得税の税率|所得税|国税庁

 

ということで、目的にもよりますが、老後貯蓄になっても良い方はIDECOの方がメリットは大きいです。むしろ、積立NISAのメリットは少ないなあ、と感じる今日このごろです。

 

 

最後に、これはあくまで積立NISAIDECOを比較した場合です。職場によっては、より利得の大きい福利厚生がある場合もあります。2つの投資だけに限らず、自分に合った運用を見つけて下さい。

 

 

 

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投資は各個人の責任で行ってください。

当ブログは、特定の会社・商品・個人を制止・抑止するものではありません。