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新型肺炎

こんにちはあるいはこんばんは。

 

 

テーマ株「新型肺炎」について、調査しました。

どんな企業か知らないため、過去の業績・推移のみで調べました。

 

 

結論は、株価が上昇し人気のあるテーマ株「新型肺炎」というだけで買うのは危険だと思います。

 

 

 

調査結果を見てみましょう。

 

 

SBI証券のテーマ株「新型肺炎」が以下の図です。

※引用(国内株式|SBI証券

 

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TOPIXと比較して、株価が急上昇しています。およそ1.5倍に。

 

そして、それら上位10社の割合を示してくれているようです。

これら10社の株価推移を調べると、ダイワボウホールディングス、日本アビオニクスアンジェス以外は、今回の新型コロナウイルスの影響で一時的に何倍にも株価が上昇していることが分かりました。

 

 

上位3社に絞って、具体的に見てみます。

 

 

☆1位の川本産業

・1931年設立、2001年上場。ガーゼなど医療用衛生材料最大手。エア・ウォーター子会社に。西松屋チェーンに育児用品卸

株主優待なし。配当利回り0.4%

・ヘルスケア製品・サービス 時価総額順位 82/131社

・小売り向け介護用品が伸長。口腔ケア商品も病院向け続伸。物流費増をこなし営業増益だが会社計画は過大。21年3月期は新型肺炎によるマスク需要増も利益は限定的。医療用品で好採算品比率高まり物流費高止まりをはねのけ営業益上積む。

・医療品の輸出規制かかる中国から国内へ生産の振り替え推進。病院からの値下げ要求には好採算品比率高めて対抗。

・【生産性比較】1人当り総利益1,104万円(0.93倍)

・チャート

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明らかに、新型コロナウイルスの影響で一時的に8倍近く上昇していることが分かります。

・財務状況

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有利子負債率の高さ、優待利回りの低さ、配当性向の低さ、ROEROAの低さから、財務の不安定さを感じざるを得ません。

 

 

 

☆続いて2位のアゼアスです。

・1947年設立、2010年上場。米国デュポン社製の防護服販売が主力、自社製品も。畳資材、裏地などのアパレル資材も扱う

・アパレル資材は顧客在庫調整響く。だが、畳資材は災害関連需要で拡大。柱の防護服はCSF(豚熱)の封じ込め作業に伴う需要増寄与。21年4月期はCSF動向不透明も防護服高水準。18年9月から国内で断続的発生したCSFの封じ込め対策の対応継続(19年11月末時点50例)。新型肺炎は従来から感染症対策備品取り扱い実績あり影響注視。

・【生産性比較】1人当り総利益1,019万円(1.27倍)   

・(会長)鈴木 裕生氏が、59万株(9.7%)の持ち株

株主優待なし。配当利回り1.2%

・チャート

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こちらも川本産業同様、2020年での4倍ほどの急上昇があります。

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こちらは売上高の減少が少し気になりますが、純利益などの上昇はいいですね。キャッシュフローも気になりますが、それ以外に大きなマイナスは感じません。会長の持ち株が一番多いということで、10倍株狙いであれば、少しだけ買付けを考えるところです。

 

 

 

☆最後に3位の大幸薬品です。

・1946年設立、2009年上場。止瀉薬正露丸』で知名度高い。海外も展開。感染管理の『クレベリン』が成長牽引、第2の柱に。

・『正露丸底堅い。感染管理の『クレベリン』は刷新効果と新型肺炎で需要が急拡大。期末重い広告費こなす。連続増配。21年3月期は9カ月変則決算。国内外の正露丸が着実。商品群拡充で感染管理の快走続く。広告費・販促費こなし堅調推移。

・クレベリンは需要急増だが工場の操業時間延長で対応、生産委託先も拡大。台湾に子会社設立、EC拡大に注力。 ・医薬品 時価総額順位 27/37社

・生産性比較】1人当り総利益3,127万円(0.87倍) 

株主優待なし。配当利回り0.7%

・チャート

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こちらも今年に入ってからの急激な上昇が見て分かります。

・財務

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今まで一番良い財務状況です。売上高の上昇、配当の上昇、配当性向、ROEROA、資本金など、どれも安定していることが分かります。

あと、正露丸というのがいいですね。私はあの匂いが大好きです。笑

 

 

上位3社を見て分かるように、新型コロナウイルスの影響での株価急上昇が影響していました。冒頭にも記載しましたが、テーマ株「新型肺炎」の上位10社のうち、7社は同様に株価が急上昇しています。

 

これらは、株で生計を立てている方達の影響が大きいと予想できます。したがって、株価が上がっている今買付けをするのは、彼らを上回らない限り、リスクが大きいと判断します。(株価が上がったところで我々が買付け位し、そして売られる、、、)

 

また、株主優待がなく、配当利回りも平均より低く、ほったらかし投資に、現時点では向いていません。

 

 

そのため、テーマ株「新型肺炎」というだけで買付けをするのは危険だと思います。

 

 

今回のように調べていくと、意外と身近な企業があったりと、応援したい企業も増えますね。 

しかし、株の売買については、本日のニュースにもあった日銀の追加規制緩和も気にして、動向を見ていきたいと思います。

 

 

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