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「バカでも稼げる米国株高配当投資」を読んだ

こんにちはあるいはこんばんは。

 

 

バカでも稼げる「米国株」高配当投資

 バフェット太郎【著】

 ぱる出版(2018/05発売)

を読みました。

バカでも稼げる「米国株」高配当投資 / バフェット太郎【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア

 

 

著者は、米国株ブログ「バフェット太郎の秘密のポートフォリオ」の管理人。現在の運用資産は5000万円で、コカ・コーラ株やジョンソン・エンド・ジョンソン株など米国の超大型連続増配高配当株10社に均等分散投資している方です。

 ブログ:http://buffett-taro.net

  動画 :バフェット太郎の投資チャンネル - YouTube

 

 

 

 

この書籍を一言でまとめると、

「米国高配当株への機械的投資により、多くの投資家が推奨しているS&P500ETF投資を、楽に上回る方法を実践中」

となります。

 

 

本当にすごいのは、特にブログですが、自らのポートフォリオを公開し、毎月最終金曜日に買付けすることを一定のルールに基づいて機械的投資している点です。ほぼ自分がこれから買付けする銘柄を予告していることになるため相当の自信がないとできなく、買付けした銘柄を後から示したり推奨する投資家は非常に多くても、これから自分の買付けする銘柄を公開する人は彼を除いて聞いたことがありません。

 

 

ちなみに、書籍ではとても口が悪いです。笑

「乙」や「ww」という表記が何十回も出てきました^^

 

動画では非常に分かりやすく丁寧ですが、書籍とブログの一部では少しだけ表現が気になります。動画がとても丁寧なだけに、書籍の表現の仕方で損をしてしまっている気がして、もったいないです。それでも、それを十二分に上回る知識と理論を持っているため、非常に勉強になるものでした。書籍の内容をこれから紹介しますが、興味を持った方は、彼の一部を知るのではなく、書籍を手にとったほうが良いと思います。

 

 

 

目次と気になった部分を紹介します。

 

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序章 庶民がお金持ちになれるたった一つの方法

第1章 本当は死ぬほど簡単な米国株投資

第2章 米国株が最強すぎる理由を挙げてみた

第3章 金が金を生む高配当マネーマシンその作り方

第4章 ど素人投資家への正しい投資技法

 

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●米国株が良い理由の一つとして、「株式、長期債、短期債、金、USドルの実質リターン(1802-2012)」を調べると、断トツで株式が良い。

 

 

個人投資家にとって最適な投資戦略は、米国株を中心とした世界の株式市場に分散投資して配当を再投資し続けることなんですが、多くの個人投資家は銘柄選択を誤ったり、本来すべきでないタイミングで売買をしてしまったり、そういうミスを何度も繰り返してパフォーマンスを悪化させます。

 

 

●インデックスファンドとETFの違い5つ

・インデックスファンドの購入手数料は無料のものも増えてきている。ETFでもNISA口座から購入すれば無料になるので、必ずしもインデックスファンド有利ではない。

 

・最低購入額。インデックスファンドでは最近、100円から投資できるファンドが増えてきている。ETFは、価格や単元株数によるので、例えばVOOだと250ドル必要になる。そのため、小額から積立投資をしたい人はETFよりインデックスファンドの方が向いていると言えます。

 

・信託報酬。ETFのほうが割安です。長期投資を前提に運用するならインデックスファンドよりもetfのほうが低コストで運用できます。

 

流動性ETFは株のようにその瞬間ごとに売買することができるので流動性が高い。そのため頻繁に細かく売買するならインデックスファンドよりETFのほうがおすすめです。

 

・分配金の再投資。ETFは分配金を必ず自分の口座に振り込まれるのに対して、インデックスファンドは分配金を受取型と再投資型を選ぶことができる。

 

 

●多くの投資家ぎS&P500ETFを中心としたパッシブ運用を推奨している。しかし、弱点の一つが時価総額加重平均型株価指数です。S&P500種指数は時価総額の高い大型株の割合が大きくなるようにデザインされているので、GAFAM株のような超大型株の影響を受けやすい。S&P500ETFに積立投資するということは、割高株を比較的多めに買い続けることになる。

 


●賢者のための黄金銘柄30選
※書籍に記載のあるもののうち、連続増配15年以上のもの。
IBM

MMM

EMR

MCD

XOM

CVX

PG

KO

PEP

WMT

CL

JNJ

ABBV

ABT

T

SO

 

 

 

●株を買付けするタイミング

そもそも投資の世界では、長期的に見れば投資タイミングがパフォーマンスに与える影響はほとんどないということが知られていて、いつ投資するかということはあまり重要とはされていない。
大切なことはあらかじめ決めたルールにしたがって、定期的にリバランスすること。

 

 

 

●S&P500と、バフェット太郎10種の強みと弱み。

・S&P500の強み:少額投資が可能。市場平均と同等のパフォーマンスが期待できる(プロにだってまけない)、誰にでもサクッと簡単にできる。


・S&P500の弱み:割高になっている株を多く買う羽目になる、永遠に市場平均に勝つことはできない、右肩下がりの弱気相場が続けば損をし続けることもあり得る。

 

・バフェット太郎10種の強み:安定した配当が期待できる、弱気相場に強い、割安な株をより多く買い戻すことができる、長期的に見れば市場平均に勝つことが期待できる。


・バフェット太郎10種の弱み。etfのような広い分散投資ができない、強気相場には弱い、市場平均に負ける可能性がある、個別銘柄の倒産リスクがある。

 

 

 

※面白かったのは、201ページに、まるでコロナを予言するかのような記載があった点でした。

「短期的な調整局面はいつ訪れてもおかしくないと思っているし、不況や暴落は2019〜2020年頃に訪れるんしゃないかなと予想しています。」

 

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個人的には、彼の書籍よりもブログ、ブログよりも動画が分かりやすくて丁寧で好きです。

 

話は変わりますが、上記でも紹介されていた米国銘柄のティッカーを調べるには、「SeekingAlpha」という無料アプリが分かりやすいです。無料でもある程度、株価の動き、配当や利回りなど様々な情報を得ることができます。

 

グッドラック