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「マンガでわかるシンプルで正しいお金の増やし方」を読んだ

こんにちはあるいはこんばんは。

 

マンガでわかるシンプルで正しいお金の増やし方

 山崎元/飛永宏之著 

 講談社(2019/09発売)

を読みました。

マンガでわかるシンプルで正しいお金の増やし方 / 山崎元/飛永宏之 - 紀伊國屋書店ウェブストア

 

 

この本、家計の見直しをしたい方に推奨したい書籍BEST3に入ります。

内容の半分が漫画なので、読みやすい方も多いでしょう。

 

 

 

山崎元氏は、経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業、三菱商事入社。その後、野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、UFJ総合研究所など12回の転職を経て現職。雑誌、ウェブサイトの連載やテレビ出演多数。『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!「(文響社・共著)」』など著書も多数。

 

 

飛永宏之氏は、1999年12月、月刊少年マガジンホワイトアウト』漫画作画でデビュー。

 

 

 

 

この書籍を一言でまとめると、

「住宅購入は数値で比較し、FPと銀行は信用せず、生命保険は最小限にし、IDECOや積立NISAを利用して、お金を増やしましょう」

となります。

 

 

 

目次と気になった部分を紹介します。

 

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第1章 お金を増やしたいなら、他人を信じるな!
お金には「市場のリスク」のほかに「人間のリスク」がある。
お金の問題では「他人」を信じてはいけない/相手が友人でもダメ/テーマ型投資信託の何がダメなのか?/お金の運用の「0.5%」ルール

 

第2章 お金を増やしたいなら、年金と積立投資を使え!
年金と積立投資を正しく理解して、安心できる老後を
公的年金は無くならない!/確定拠出年金の企業型と個人型(iDeCo)/つみたてNISAを利用しよう

 

第3章 お金を増やしたいなら、新築マンションは買うな!
「持ち家か? 賃貸か?」不動産との付き合い方はよくよく考えよう
「家は買うのが当たり前」ではない/持ち家または賃貸の判断は家の値段次第/不動産の購入を考える場合のほかの要素/賃貸では過剰消費に注意

 

第4章 お金を増やしたいなら、生命保険には入るな!
生命保険の本質は『損な賭け』です!
「生命保険は加入者が得をしない/生命保険は利幅の大きな商品/保険のセールスは「手数料の塊」/生命保険が適切な場合とは?

 

第5章 お金を増やしたいなら、FPに騙されるな!
FPに気をつけて! 正しい相談相手の選び方は?
FPはどの程度「専門家」なのか?/FPは何で食べているのか?/それでも「相談」したい場合はどうするか?

 

第6章 お金を増やしたいなら、銀行に近寄るな!
なぜ銀行員には「特に」気を付けなければならないのか?
銀行が要注意な4つの理由/銀行とどう付き合うといいのか?/意思決定で大事なサンクコストの扱い

 

 

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●お金を増やしたいなら、年金と積立投資を使え。
IDECOは、なるべく大きな額で運用する。自分の資産運用の中でリスクをとる運用を確定拠出年金に集中させる。手数料の安い株式のインデックスファンドで運用する。
また、積立NISAの商品は運用の教材として優れている。

 

 

●お金を増やしたいなら、新築マンションは買うな。
家を買うのが当たり前ではない。持ち家または賃貸の判断は家の値段次第。
山崎氏は、

 

 A:各種経費を家賃の2割と見込んで0.8倍にした想定家賃に対する年間利回りが、

 

 B:固定の住宅ローン金利 + リスク負担分3% + 家賃の値下がり見込み年率1%

 

を上回る物件でないと、買うべきでない、というくらいの概算で不動産価格の高低を判断している。

 

 

●お金を増やしたいなら、生命保険に入るな。
生命保険は加入者が得しない。生命保険に限らず、保険の本質は損な賭けなので、生命保険は節約しよう。必要最小限の、保険金、期間、保険料が大原則。
十分な貯蓄があれば生命保険は要らない。早く生命保険を卒業しよう。
がん保険に入ったからといって、がんになる確率が小さくなるわけでない。漠然とした不安や、漠然とした安心感のために保険に加入すべきでない。
保険を売ることで利益を得る人を警戒しよう。

 

 


●FPに騙されるな

「商品を売って儲けている人に相談してはいけない。」

生命保険の見直しなど、騙されている人が多い。典型的な保険の見直しの手口であり、商品を売っているFPは相談料で相当の額を稼いでいる。FPの看板で保険を売って、裏でお金をもらっている人が多い。中立的なアドバイスと両立しない。

 

 


●銀行に近寄るな
銀行が要注意な4つの理由

・預貯金の動きを通じて顧客の情報を持ちすぎているから

・窓口ではろくな商品を扱っていないから

・銀行は安心だという妙な信用があるから

・低収益化で手数料稼ぎに必死だから

 

 

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目次は少し煽るような表現ですが、内容はそういったものではありません。

生命保険についても、子どもを養育する方への必要性なども示しています。また、内容を理解することで、詐欺を未然に気付ける可能性が高まり、手数料の高い契約を見直すことができると思います。

内容の主軸は、経済的側面からたったアドバイスが多いと思いました。したがって、転勤族だけれども、お子さんの転校を考えて住宅購入されるパターンなどはまた考え方が異なってくると思います。

 

 

 

この本を読むと、ハイボールが飲みたくなったので、今、マッカランハイボール飲んでます^^