ゼロから始めるほったらかし運用生活

投資信託をメインに運用生活を楽しみます

書籍「お金のウソ」を読んだ

こんにちは あるいは こんばんは。

 

 

お金のウソ―親の常識は、これからの非常識!貯金はするな!保健も入るな!

 中野 晴啓【著】

 ダイヤモンド社(2017/07発売)

お金のウソ / 中野 晴啓【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア

を読みました。

 

 

著者の中野晴啓[ナカノハルヒロ]氏は、セゾン投信株式会社代表取締役社長。1987年明治大学商学部卒業、クレディセゾン入社。関連会社資金運用部にて自己勘定で債券のポートフォリオ運用に従事後、投資顧問事業を立ち上げ、運用責任者としてグループ資金の運用や海外契約資産の運用助言を行う。2006年セゾン投信を設立。

 

 

 

この書籍を一言でまとめると、

「現金貯金や生命保険はよくない場合が多く、投資信託で資産運用を行うことを推奨する」

となります。

 

これから、株を始めてみたい、よりよく運用したい、本当に何も分からない方向けの書籍です。

 

 

 

目次と気になった部分を紹介します。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

目次
第1章 親世代のお金の常識は、子世代の非常識

 親世代の常識は、子世代の非常識

 人口が減少すると、経済成長が止まる


第2章 新・お金との正しい付き合い方

 親世代は「投資」に対して悪いイメージしか持っていない

 みんなで利益を分け合う「プラスサム」という世界

 

第3章 今の時代に合ったお金の運用術

 貯金はするな

 「社会人なんだから保険くらい入ったら?」の嘘

 

第4章 一生涯付き合える「投資信託」の選び方

 投資信託ってなんだ?

 長く付き合える投資信託を選ぶポイント

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

●はじめに
本当に貯金がいいのか、生命保険には入るべきなのか、そして家を購入しないといけないのか。今の時代、残念ながら、これらは間違った価値観と言わざるをえません。これからの時代は自分だけがキャッシュを稼ぐのでなく、お金に働いてもらうのと、すなわち資産運用の知識が欠かせません。

 

20年以上にわたって、日本ではデフレがずっと続いていたため、今の60代以上の人たちは、高度経済成長期に貯め込んだ現金の価値がどんどんアップしていった。つまり、投資なんてしないで貯金しておくのが一番いい時代だった。

 

 

 

●そもそも保険が必要な人というのは
若い世代の場合、ほとんどいないでしょう。妻と子がいたとしても、それでも、実は生命保険に加入するする必要はほとんどないと言っても良い。なぜなら、若いうちは死なないから。厚労省の統計上、20,30代で亡くなる確率は極めて低い。基本的に生命保険は、自分が病気や事故で亡くなった場合、経済的に困る人がいる場合にのみ加入するもの。

 

生命保険は、人生の中で住宅を買うのに次ぐ大きな金額の買い物、などと言われている。
正直、生命保険に掛けるくらいなら、投資信託の積立をやったほうが、はるかに合理的だと思う。

 

どう考えても怪しい要素がある生命保険商品もある。それは、保障ではなく、お金を増やすと謳っている貯蓄型の保険商品。見た目は保険なのに、中身はハイリスクで、保険会社たちは損しない金融商品を、売っている。たとえば、外貨建ての個人年金保険

 

 


●一生涯付き合える投資信託の選び方
投資信託選びの条件
・1-12月までの1年間で資金が純増しており、それな3年以上続いていること。
・基準時点の純資産総額が50億円以上。
・目論見書上の購入手数料の上限が0円。
・運用期間は無期限、そして決算は年1回、または2回まで。
・国際分散投資をしたもの。

 

 


●老後の資産形成の最強ツールはiDeCo
iDeCoこそ老後資金を個々人が準備するために使う非課税制度の最強ツールといって良いでしょう。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

この書籍が発行されてから4年経つため、1点付け加えたいことは、投資信託は手数料の安いものを選択することを推奨したい点です。

2,3年前からインデックスファンドの、ノーロード(購入手数料)の無料化、信託報酬(毎年かかる手数料。一番商品比較しやすい指標の一つ)の低下が進み、今は購入しやすい商品が増えました。例えば、SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、購入手数料無料、信託報酬約0.0938%と最低水準です。

f:id:ania7:20210723001424p:plain

コロナの影響も受けましたが、今は順調に上昇しています。信託報酬が2%や3%といった商品も多いため、商品購入時は手数料の部分を比較し、よく検討することが大切です。

 

 

 

ところで、米国株を中心に株価の最高値が続いています。含み益が増え続けていることは心にゆとりを生みます。しかし、多くの人が推奨するドルコスト平均法(定期的、継続的に一定の商品を購入)の弱点は、こういった株価上昇時です。常に高値で買わされるため、含み益が小さくなります。

とはいっても、個人でコントロールすることはできないものなので、どうしようもないのですが^^; 愚直にドルコストで続けていきたいと思います。

 

 

 

最近、資産運用についての相談を受けることが多くなりました。そのため、基本的な書籍を手にとって紹介しています。相談を受けた内容については、そのうちブログでご紹介したいと思います。