山崎元のやってはいけない資産運用
著 山崎元氏
を読んだ。
この雑誌は、これから投資を始める人、普段保険や財テクなどを行っている会社員にとてもオススメしたいものです。
まず気になったのが、投資信託買付のボーダーであり、以下を示していました。
・販売手数料なし
・信託報酬0.5%以下
個人的には、信託財産留保額がないと更に嬉しいです。
また、保険で得することはない、と書かれていたのは納得のいく説明でした。
投資信託や様々な保険について、毎月分配型は税金を前倒しで払うので特に運用効率が悪く、さらに手数料も高いこと。金融庁がアクティブ型にダメ出ししたこと。GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)も、アクティブの比率を下げた(2001はインデックス5割、2016はインデックス8割。GPIFのウェブ上に比較グラフあり)ことなど、インデックスファンドと比較した場合の短所が多く述べられていました。
総論として、これから投資を始める人は、以下を推奨しています。
1 無リスク資産(生活費の3-6ヶ月分)とリスク資産に分ける。リスクは、一年後最悪1/3損をするが、投資成果が最大+40%、平均で年5%の利回り。
2 リスク資産のうち、リスクどとれるものをインデックスファンドにいれる、残りは個人向け国債変動10年。
インデックスは、4割がemaxisSlim国内株式(topix)と、6割がemaxisSlim先進国株式インデックス。
参考になった内容として、
投資は安い時に買って高い時に売るが鉄則である。しかし、時期を分けて買うのは機会損失になる。購入タイミングを考えるのは無駄であり、一気に買い、お金が必要な時に売るのが良い。
一気に、まとめて投資するのが怖いという人がいるが、それは、投資しようとしている額が適切でないから怖いのである。
といったアドバイスもあり、今まであまり考えずに保険に入っていた身としては、とても勉強になりました。
参考