こんにちはあるいはこんばんは。
本気でFIREをめざす人のための資産形成入門
穂高 唯希【著】
実務教育出版(2020/07発売)
を読みました。
※本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 / 穂高 唯希【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア
著者の穂高氏は、ブログ「三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた」を運営。給与の8割を日米英豪中などの高配当株・連続増配株へ投資し、金融資産約7000万円、月平均20万円超の配当収入を得られるしくみを形成。30歳で退職しセミリタイア、FIREを達成。日本版FIREムーブメントのさきがけとしてメディアで度々取り上げられている。
この書籍を一文で表すと、
「支出を最適化し、収入のほとんどを株式買付にまわし、配当金でFIREをめざす」
となります。
目次と気になった部分を紹介します。
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1 私が早期セミリタイアをめざし投資手法を確立するまで(入社初日に決意した“豚舎脱出”;収入の8割をせっせと株式買い付けに回す単純作業;経済的自由を達成した先に、夢や希望があるか)
2 支出を最適化し、高配当・連続増配株投資を始めよう(心地よい資産形成には高配当・連続増配株の投資は有力;株価に一喜一憂せず、上がっても下がっても売らない;株価が暴落した際に、思い出すべきこと;資産形成の基礎は、支出の最適化(節約)にあり
年収500万円以下でも配当金200万円を得ることは可能
高配当株・連続増配株への投資には米国株が有力)
3 お金自動発生マシンを組み立てよう(お金自動発生マシンを組み立てよう;つみたてNISAや一般NISA・イデコ活用術;潰れず増配し続けるアメリカの企業に投資する;米国株ETFを買い続けるのが一番カンタン)
4 お金自動発生マシンを強化する(お金自動発生マシンを強化する;VIX指数20以上は買いタイミング検討の目安;私がこれまで投資してきたポートフォリオを公開!;投資銘柄メンテナンスはここをチェック;それぞれの人に合った資産形成法を考える)
5 資産形成は目的ではなく手段(資産形成は目的ではなく手段)
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●サラリーマンを定年まで勤め上げて、年金をもらって生活し、生涯を終える。という従来一般的であった生涯モデルは、過渡期に差し掛かっていると思う。
●市場をいくら研究しても値動きは読めないと痛感し、利益を積み上げても結局失うことを何度も経験するうちにFXで安定的に利益を積み上げることに限界を感じていました。
●投資哲学、投資方針
明日は給料日。収入の8割をせっせと株式買付に回す単純な作業。そうした配当収入の綺麗な右肩上がりのグラフが描かれていく。いかに若年期ひ投下資本を蓄積できるか、もうそれに尽きるんやで。
●配当金のメリット、魅力
・手間がかからない
・再現性が高い
・不労所得の可視化にやり、経済的自由の達成具合が明瞭
・出口戦略を考える必要性が基本的に生じない
・時間と共に積み上げることができ、相場局面に関わらずモチベーション維持になる
・モチベーション維持により長期投資が可能になる
・ほかの生き方をする選択肢が増え、そのハードルが下がる
・月々のキャッシュフローが読みやすい
・配当利回りが、株価下落の際にクッションになることがある。
●配当を再投資するかしないかは価値観次第。
●株価に一喜一憂せず、上がっても下がっても売らない。長期投資をする上で含み損は不可壁。最も避けたい行動は狼狽売り。
●保守的に見積もるのであれば、30-60%程度の暴落はいつなんどきも起こりうる。
●資産形成の基礎は、支出の最適化(節約)にあり。
私が編み出した支出最適化15選
・ペットボトルを買わず、水筒持参
・タバコを買わず、たばこ株を買え
、、、
・株主優待を活用すべし
・保険には入らない
・階段は資源
●節約を続けるコツは、高消費生活と節約生活を両方体験すること。
●認識しておきたい、損益通算できないというNISAのデメリット。
●つみたてNISAに適している人。配当にこだわらず、あくまで、老後の資産形成目的など長期的に資産の最大化をめざす人や、資産形成をしたいものも、あまり投資に時間をかけたくない人
●NISA向きの人。個別株やETFで配当金というキャッシュフローを最大化したい人。高配当株・連続増配株などで配当金を積み上げ、近い将来にセミリタイア、FIREやアーリーリタイアをめざしたい人。
●米国株ETFを買い続けるのが1番簡単。私が推すのは、VYM、HDV、SPYDの3つ。
●ETFを評価するのに見るポイント。設定日、銘柄数(分散度合い)、経費率、過去設定来リターンと株価推移、連動する指数から著しく乖離してないか、配当利回り、資産運用会社、構成銘柄、セクター構成。
●私が投資している米国高配当株10銘柄。
SO、JNJ、DUK、VZ、XOM、IBM、MO、ABBV、T、RDSB
(一覧表でそれぞれの、ータルリターン、過去5年平均配当利回り、ドローダウン率、連続増配年数を記載)
●ポートフォリオで割合の多いもの。
・T、ABBV、VZ、HII、IBM、XOM、JNJ、SO、MO
・日本たばこ産業、ヒノキヤグループ、三菱商事、オリックス、カナディアンソーラーインフラ投資法人、投資法人みらい、エスコンジャパンリート、インブィンジブル投資法人、タカラレーベン投資法人
・ブリティシュアメリカンタバコ、ロイヤルダッチシェル、グラクソスミスクライン、ナショナルグリッド
米国、日本、英国で過半を占めている。リート、インフラ、連続増配で9割を占める。
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インカムゲインか、キャピタルゲインか、どちらをメインにするか迷いますね。