投資を始める場合、どのようなバランスで投資すべきでしょうか。
この回答は、一人ひとりの収入、今後の収入推移、家庭環境、職場の貯蓄制度、住宅ローンなどによって大きく異なります。しかし、ほったらかし投資は、リスクを最小化し、長い目で見て、より良い生活をすることがポイントです。そのため、投資できるお金について、どのようなバランス配分にすべきか整理しておくことが求められます。
どのようなバランスかを、資産配分またはアセットアロケーションといいます。
それに対して、何の株などを買付するか、具体銘柄を示すものをポートフォリオといいます。
それでは、私達の年金150兆円を投資で運用・管理している年金積立金管理運用独立行政法人「GPIF」の例を見てみましょう。
※ 図の引用 年金積立金管理運用独立行政法人
まず、これはポートフォリオではありませんね。笑
まあ、ポートフォリオの考え方、となっているからいいかもしれません。
さて、図を見て分かるように、国内外の債権と株式でバランスをとっています。
多くの書籍でも上図のような、国内外の債権・株式でのアセットアロケーションが多いです。純金などはあまり出てきません。
上記を踏まえた上で、私の資産配分について、「現在の割合→将来の割合」の目標は以下となります。
会社の制度 7割 → 3割
株主優待株 2割 → 3割
米国投資信託 1割 → 3割
その他 0割 → 1割
GPIFとは大きく異なります。
その理由は、弊社の貯蓄制度に、税制控除あり(限度あり)、利回り1%、途中引出可能、という無敵の投資対象があります。去年の夏までそこにすべて投資(?)していました。ほぼノーリスクでメリットが多いため、こういった制度があるケースでは、国内債券に投資する必要がないと考えています。
しかしながら、会社の制度は利回りが1%と低いため、今後は、会社の制度・株主優待株・投資信託をバランスよく運用することにしました。
また、株主優待株で多くの日本株を増やしていくので、日本の投資信託はそこまで考えていません。その他に関しては、現在いろいろと検討中です。
私のアセットアロケーションは例ですが、住宅ローンがあっても投資したほうが得する場合、学資保険よりも良い場合など、様々なケースがあります。
ぜひ、まずは「社内の貯蓄制度」がないか、制度にどのくらいのメリット・デメリットがあるのか確認してください。
ちなみに、三菱●社に勤める友人は、社内の貯蓄制度に利回り5%のものがあると言っていました。
羨ましすぎて、転職したくなります。笑
みなさんも、ほったらかし投資生活をする上で、年に一度くらいアセットアロケーションを整理してみてください。