ゼロから始めるほったらかし運用生活

投資信託をメインに運用生活を楽しみます

銀だこの株主優待が届いた

こんにちは あるいは こんばんは。

 

銀だこで有名な、ホットランド株主優待が届きました^^

安定の1500円分のクーポンです。

f:id:ania7:20211016232647j:plain

 

 

 

封を開けると、500円分ずつ3枚入っています。

f:id:ania7:20211016232709j:plain

 

 

さて、株主優待を目的とした株を買い付けする場合、優待と配当を合わせた利回りを数値基準にすることが多いと思います。次いで大切なのは、その優待券を使用できる環境かどうかだと思います。人口の多い都市に住んでいる方と、地方、転勤族の方の株主優待に対する考え方は変わります。

例えば、今回のホットランドの場合、株主優待券を使用できる店舗は、銀だこを含む11店舗です。該当店舗が近くにない場合、遠出をするか、あげるか、売ることになります。そのため、各自の生活環境に合わせた株主優待を選ぶことが望ましいです。

都市部に住んでいる方が、優待券を使用することのできる店舗が多く、金券ショップも多いことから高値で売れる可能性が上がるため、優待券を使用する上では有利でしょう。

 

 

 

それでは、たこ焼き『築地銀だこ』が主柱で、たい焼き『銀のあん』も展開し、台湾・香港などアジア軸に海外進出しているホットランドの優待券を利回り目線で見てみます。

 

 

 

利回り計算 ※本日(10月16日)時点 ※100株の場合

・株価 1373円

・予想配当と利回り 5円:0.4%

・優待権利確定月 6・12月

・優待利回り 2.6%

・合計利回り 3.0%

※利回り計算は100株・500株・1000株保有の場合であり、それら以外の場合の利回りは低下します。

 

 

合計利回りは4%に届きません。利回り計算だけでみると、配当と優待の合計5%を超えると良いとされているますから、そこまで推奨銘柄としては出てきませんね。さらには、2020年12月の配当は無配でした。

銀だこが好きで、半年に一度は必ず行く方に向いている銘柄となります。

 

 

 

f:id:ania7:20211016234006p:plain

私のホットランド株は、3000円の含み益まで戻りました。

前回のブログ(ホットランドの株主優待券が届いた - ゼロから始めるほったらかし運用生活+

)と同じことを書きますが、今後売ろうと思っている銘柄の一つです。

 

 

ネガティブなことを書いてしまっていますが、前回の優待券は銀だこでの一人呑みに使用しました。おそらく、優待券がなければそんな使い方をしなかったので、頂いている特典は楽しんで使用しています。

 ハイボール ✕ たこ焼き = しあわせ

という数式をお試しあれ♫

 

 

 

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

投資は各個人の責任で行ってください。

当ブログは、特定の会社・商品・個人を制止・抑止するものではありません。

 

 

米国株・日本株の配当金を受け取った(7〜9月分)

こんにちは あるいは こんばんは。

 

米国株と日本株の配当金を受け取りました。

2021年7月から9月までの3ヶ月分です。

 

 

○ 米国株

入金を除くと、税引き後$557、約63,000円

f:id:ania7:20211011191839p:plain

入金分などは、NISA枠を埋めるために割安と思ったBTIを買い足しました。

 

 

 

○ 日本株

税引き後約9,000円。

f:id:ania7:20211011191210p:plain

以前も記載しましたが、配当金の多い=利回りの高い日本たばこ産業JT)をNISA枠で買い付けしなかったことは失敗でした。今後、配当金の税金も高くなる可能性もあり、配当利回りが高く安定性もある銘柄は、NISAなど税制優遇を活用する方が望ましいと思います。

 

 

 

 

○ 配当金の推移 ※米国配当金はその月の為替で概算

2021年の配当 計約213,000円

 7-9月 72,000円

 4-6月 86,000円

 1-3月 55,000円

2020年の配当 計約79,000円

 10−12月 44,000円

 7−9月 35,122円 ※日本株のみ

 

 

 

今年も残り3ヶ月を切りました。iDeCoふるさと納税など、年間での運用スケジュールを確認し、来年に備えていきたいと思います。

また、前回同様、仮想通貨ETFをスタートできるよう待ちつつ、テンセント・アリババ・バイドゥ・中国平安保険等中国代表的な民間企業にのみ投資することを可能にしている世界初のETFといわれるCXSEの買い付けタイミングを図ります。

 

 

家族分の資産も管理する方法

こんにちは あるいは こんばんは。

 

 

「なるべくお金をかけずにパソコンを買って、エクセルなどで保険・資産についてまとめたい。また、家族分の資産運用を管理するための効果・効率的な方法を知りたい」と質問があったのでまとめます。

 

 

最近、周りからよく聞く資産運用は、「家族の誰も興味がないから自分がするしかない」といった声です。また、多くの人が様々な人が資産運用しておりますが、内緒にしているわけではありませんが、なかなか同僚や友人とそういった話をしないのが普通のようです。

 

 

多くの場合、自分の資産運用を考えていると、次に考えるのは、家族分のiDeCoやNISAといった制度の利用を含めた家族全体の資産運用です。

 

 

そこで、一人で(パソコン1台で)、なるべくお金をかけずに複数人の資産運用を管理するためのポイントを、

 ・パソコンの購入とエクセル

 ・ブラウザ設定

 ・セキュリティ

 ・メールアドレス

の4つに分けてまとめてみました。

 

 

 

 

 

1 パソコンの購入とエクセル(表計算

 パソコンについては、目的と好みがあるため、何とも言えませんが、私であれば以下の2つをまず考えます。

・クロームブックの3万円くらいの新品パソコン

・iPadAir(福袋2万円)とキーボード(五千円)

 

 

できるだけ安くデバイスを購入するときのポイントは、4点です。

 ・パソコンの値段はいくらでも高価なものがあるため、利用にあったものを選択する

  ※ネット検索とエクセルなら、高い性能や機能は不要

 ・タブレットであれば、他の用途と合わせて使用できる

 ・ヨドバシやビックカメラの福袋は、確実ではないがデバイスを安く手に入れるチャンス

 ・キーボードが1つ2つ故障している、充電が早くなくなるなどのマイナス面がよくあるため、中古商品はなるべく避ける 

 

 

次にエクセル(Excel)は、マイクロソフト社の正規ライセンスを購入するのも良いですが、オープンオフィスリブレオフィスといった無料のものがあります。個人で、家計、保険、簡単な運用をまとめる程度であれば、これらで十分です。

無料総合オフィスソフトウェア - Apache OpenOffice 日本語プロジェクト

ホーム | LibreOffice(リブレオフィス) - 無料で自由に使えるオフィスソフト - OpenOffice.orgの進化系 - Microsoft Officeと高い相互運用性

 

無料の表計算ソフトなどの短所は、互換性があまりなく、機能も少ないことです。オープンオフィスなどで作成したパワポを、正規のOfficeで読み込むと、たくさんのずれが生じ、仕事で使えるレベルにはなりません。

 

 

 

 

2 パソコンのブラウザ設定

1台のパソコンで、複数のブラウザを、一人ひとりに割り当てることをお薦めします。

 

例として、

 ・本人:Edge  ※エッジ:Windows標準

 ・旦那or妻:Chrome ※追加でインストール

 ・他(お子さん、その他の扶養家族等):Firefox ※追加でインストール

といった設定をします。

 

他にも、サファリ、インターネットエクスプローラ、オペラなど、多くのブラウザの種類があるので、何人分でも追加可能です。複数アカウントで資産を管理するのも良いですが、アカウントの切り替えが手間になります。

 

 

 

次に、ブラウザ毎に証券会社・銀行会社・iDeCoなどのアカウントを登録し、IDとパスワードを「ブラウザに保存」します。すると、それぞれのブラウザで証券会社などにログインするたびにIDとパスワードを入力する必要がありません。

 

これだけで証券会社などの管理がとても楽になります。エッジで本人の楽天証券にログインしたまま、クロームでご家族の楽天証券にログインし使用することも可能です。すると、二人分のデータが混ざることなく、隣に並べて管理することもできます。

 

 

 

 

 

3 セキュリティ

投資や運用を始めると、今までよりも多くのIDとパスワードを管理しなくてはなりません。

 

セキュリティの基本として大切なのことは、

 ・どんなにセキュリティ対策をしても100%守ることはできない

 ・パスワードを使い回さない = 全てのパスワードを別々にする

  ※正確には、すべてのIDとパスワードのセットを同じにしない

 ・パスワードは、長さが一番重要 → 12桁以上で英数記号使用を推奨

という考え方と準備です。

 

 

一番大変だと言われるのが、「全てのパスワードを別々にする」ことです。

なぜ別々にする必要があるかというと、同じID・パスワードを利用していると、どこかどうでもいいウェブサイトに登録したID/パスワードが漏えいしてしまった場合に、他のウェブサイトやサービスに不正にログインされてしまうためです。

例えば、TwitterのID/パスワードと、A社のポイントカードのID/パスワードを同じにしていた場合、A社のポイントカードのウェブサイトからID/パスワードが漏えいした時に、Twitterに不正ログインされてしまいます。つまり、利用者本人は何もしていなくとも、利用者の情報漏えいやクレジットカードの不正利用の被害に遭ってしまいます。

 

 

では、どのように別々のパスワードを設定する方法があるか。

 

これは主に、パスワード管理ソフトで一元管理するか、ブラウザに自動で強固なパスワードを保存するか、自分ルールを作る方法などがあります。

 

自分ルールについての一例を紹介します。

 ・「Prtndr」:Official髭男dismさんのPretenderの子音

 ・「7060」:Official髭男dismさんの結成日の逆順

 ・「ibs」:SBIの逆順

を利用し、SBIのパスワードは「Prtndr7060sbi」にし、楽天のパスワードは「Prtndr7060rktn」にするといった方法があります。

 

 

また、セキュリティ対策として、ブラウザへプラグインなどの追加機能は利用しないほうが良いと思います。これは、機能を追加すればするほど、ブラウザなどの弱い点が増えていき、不正に利用される可能性が高まるためです(=ウェブサイト見るだけで情報が漏えいする被害に遭う可能性が高まる)。そのため、趣味でブラウザのプラグインが必要な場合などは、また別のブラウザを用意するか、アカウントやパソコンを別にすることを勧めます。

 

ちなみに私はChromiumというブラウザが好きです。

 

 

 

どんなにセキュリティ対策をしても100%守ることはできないため、万が一、不正に利用がされた場合・される前の対応が求められます。

不正利用の対策として、

 ・未然の防止

 ・早めに気付く

 ・不正に利用された後の対応

の3点が大切になります。

 

未然防止に関しての基本は既に上記で述べたID/パスワードの管理です。できる限り早く気づく方法として、資産管理アプリの利用が便利です。無料でも利用でき、不正利用があった場合に2,3日で気付ける場合が多いです。昔のブログで紹介しています。

資産管理ツールノスヽメ - ゼロから始めるほったらかし運用生活+

 

 

 

 

4 メールアドレス

上記のブラウザ同様、投資・運用を始めると、様々なウェブサイトにメールアドレスを登録しなければなりません。また、投資・運用の勉強をするため、準備をするためなどに、他のウェブサイトにメールアドレスを登録することも増えるでしょう。

 

そのため、大事なメールアドレスと、そうではないメールアドレスを分けることを勧めます。これは、上記のパスワードを別々にするという話にも関連してきます。

 

 

また、(当たり前ですが)職場のメールアドレを使用してはいけません。職場のメールアドレスで個人利用のウェブサイトに登録したがために、勤めている会社の情報が漏えいしてしまったケースもあります。

 

 

メールアドレスなどを分けると、パソコンやスマホで入力が億劫になります。その場合は、パソコンやスマホの「辞書設定」などで、「め」と打つとメールアドレスが表示されるようにしておくととても便利です。私の好きな辞書設定は、

 め:自分のメールアドレス  ※5種類くらい登録

 0:自分の携帯電話

 い:家の住所

 お:お疲れ様です。

 ご:ご確認宜しくお願い致します。

 などです。

 

 

 

 

皆さんのオススメの管理方法があれば教えて下さい^^

 

運用生活での失敗

こんにちは あるいは こんばんは。

 

初めて株を買付けしてから2年が経過しましたので、失敗したことを備忘録としてまとめていきます。

 

 

 

2019年、下図を見て分かるように、8月19日に買付けした、ビックカメラとイオンが私の運用のスタートです。

 

f:id:ania7:20210822231509p:plain

 

当時は、株主優待を目的に株を始めようと思い、NISA枠で色々な銘柄を集めました。その一方、2019年9月26日から始まった、信託報酬手数料が最安の「SBISBI・V・S&P500インデックス・ファンド」を発売当日に購入しました。

f:id:ania7:20210822231737p:plain

 

 

約1年後、1%ポイントバック(毎月500ポイント、1年で6000ポイント)と投資信託積立を目的とした、楽天証券口座での定期買付けを始めました。また、株式の世界を勉強する目的と好奇心もあり、配当金を得ることを主な目的としたADRを含む米国個別株へと向かっていきました。

 

 

そんな2年間の失敗は3点あります。

 

 

 

1 NISAを活用する場合の、証券会社口座の設定を間違えた

配当金の受け取り方は、配当金領収証方式、株式数比例配分方式、登録配当金受領口座方式、 個別銘柄指定方式の4種類があります。

NISA口座で配当金などの税制優遇措置を受けるには「配当金受領サービス」を「株式数比例配分方式」にしなければなりません。

これを設定しなかったがために、当時、NISA口座なのに税金を取られる結果となってしまいました。NISAを活用する人は、必ず「株式数比例配分方式」を選択してください。設定一つで、損をしてしまいます。

 

 

 

 

2 株主優待券の有効期限が過ぎてしまった

クオカードなどの金券や、決まった自社製品の発送を除き、株主優待特典には有効期限があります。カタログ、航空券の優待券、商品券などです。

 

実は、つい最近、ヤマダ電機株主優待券を使い忘れてしまいました。これは損失に繋がるだけでなく、自己嫌悪の状態になり、気持ちが落ち込みます。

 

以前も紹介しましたが、仕事や私生活がバタバタしている時に、株主優待券の有効期限を管理するのは大変です。そういったものが好きな方には良いのですが、私のようなずばらなタイプには向かないかもしれません。

そう考えると、株主優待で有名な桐谷さんは本当にすごいと思います。優待券を使用し続ける、あの熱量とモチベーションを維持し続けることは私には真似できません。

 

株主優待制度は今も利用しており、とても良いものですが、15銘柄くらいを超える辺りから、私には負荷になってきました。

 

 

 

3 たくさんの利益を得ようとし、よく分からない個別株を買った

これも失敗でした。

今も2つの銘柄が塩漬け状態になっています。既に売却したものに、たまたま、当たりが20万円分の利益、ハズレが10万円分の損失があり、運用良くプラスになりましたが、本当に単純な運でした。個別株を買うということは、その会社のIR情報のみならず、経済の情勢や、米国を中心とした世界の状況も考えることが必要だと思いました。

 

 

 

 

失敗を積み重ねた今、私に向いている一番投資は、手数料の安いインデックスファンド(投資信託)の定期積立です。

 

ただし、まだ株の世界を楽しみたいので、個別株やETFを中心に運用していきます。また、ポートフォリオ全体を考え、仮想通貨ETFのような投資にもアンテナを立てていきたいと思います。

 

 

皆さんは同じような失敗をしないよう、反面教師にしてもらえれば幸いです。

 

運用の相談を受けた2

こんにちは あるいは こんばんは。

 

 

 

Hさん(39歳)から、「貯蓄などについて何とかしたいですが、より良い方法はないでしょうか。分からない分野のため、はっきり、スパッとアドバイスが欲しい」という相談を受けました。また、話を伺っていくと、株とかを買うのではなく、できる限りほったらかしでもできるものを望んでいるようでした。

なお、Hさんは以前ブログで紹介したIさんの同僚のため、同じ福利厚生制度も利用しています。

運用の相談を受けた - ゼロから始めるほったらかし運用生活+

 

 

 

-----------Hさんの家族及び家計の大まかな状況-----------

・奥さんは現在、子育てのためパート的な仕事で課税所得230万。社員に戻り、老後まで働く予定。しかし、運用に興味はなく、保険なども全て旦那さん任せ

・1番上の子どもは10歳で教育資金をあまり貯めることができていなく心配

・残り二人の子どもは学資保険で教育資金を貯めている

・家計の支払いの中心は楽天

・住宅ローン減税適用を終えたばかりで、まだまだ住宅ローンが残っている

 

 

 

-----------貯蓄・運用状況(年間の掛け金)-----------

財形A:年20万

生命保険控除適用(年5万円分まで)、年1.2%の利回り、老後まで引き出し不可、原本割れしない

 

財形B:なし 

個人年金保険控除適用(年5万円分まで)、年1.2%の利回り、途中・一部引出し可能、原本割れしない

 

財形C:年4万・・・所得控除、年1.2%の利回り、老後まで引き出し不可、400万円まで積立可能、原本割れしない

 

グループ保険積立:年12万

年1.2%の利回り、途中・一部引出し可能、原本割れしない

 

信用組合積立:年32万

年0.2%の利回り、途中・一部引出し可能、原本割れしない

 

信用組合財形:22万

年0.2%の利回り、老後まで引き出し不可、原本割れしない

 

貯蓄型生命保険:13万

※奥さんに生命保険をかけていますが、生命保険と運用が一体となった商品で、生命保険用ではなく、一番上のお子さんの教育資金用にしている。シンプルな利回り計算ができませんが、20年の長期としても年間の利回り1%は超えません。

 

学資保険A1:28万

17年間480万を積み立て、5年間寝かせて、525万で戻ってくる。

 

学資保険A2:14万

14年間192万を積み立て、5年間寝かせて、205万で戻ってくる

※厳密には違いますが、共におおよそ年0.6%の利回り。兄弟割引適用後の掛け金。2番めと3番目のお子さんの教育資金用。保険の書類を見ると、病院・通院に対しても何らかの補助があるようですが、今までお子さんが何度か怪我をしてもその制度を利用したことは一度もないとのことです。

 

 

計145万円を毎年運用している計算になります。

 

 

話していく中で、結構な額の生命保険と医療保険にも加入していることが分かりました。また、チャンクを解いていくと、一番の心配しているのは教育資金であることが分かります。

保険に関しては、考え方、生き方にも関連してくるため、あまり踏み込みたくはありませんが、運用の側面からの別途参考事例について紹介しました。

 

 

 

 

 

-----------提案1-----------

できる限りお金を減らしたくない、堅実でいて、税制控除などを最大限受け取るためのりバランス

財形A:5万

財形B:68万

財形C:4万そのまま

グループ保険:12万そのまま

信金積立:解約

信金財形:解約

生命保険:解約 

学資保険A1:28万そのまま

学資保険A2:14万そのまま

iDeCo:14〜28万(本人用)

 

毎年の積立金、計145万円そのまま

 

年間の運用金額を変更せずにリバランスしました。まず優先すべきポイントは、

・財形Bの積立を始め、税制控除適用を受ける

iDeCoを始めて税制控除適用を受ける。ただし、iDeCoの商品のほとんどは株の福袋セットのため減ることがありえ、老後まで引き出せないデメリットもある。ただし、それ以上にメリットが大きい

信金積立、信金財形、貯蓄型生命保険の3つを解約し、その分の資金を財形BとiDeCoに充てる。ただし、貯蓄型生命保険は、今解約すると大きく原本割れするため要検討。どちらにしろ、一番上のお子さん用に資金を運用する必要がある

 

 

 

 

 

-----------提案2-----------

ほったらかしで堅実だけど、少し提案1よりもリスクを取れる場合

財形A:5万

財形B:48万

財形C:4万そのまま

グループ保険:解約

信金積立:解約

信金財形:解約

生命保険:解約

学資保険A1:解約

学資保険A2:解約

iDeCo:28〜56万(本人・奥さん合わせて)

NISAの活用:楽天証券投資信託定期積立(商品はVTI):60万円

 

毎年の積立金、計145万円そのまま

 

 

提案1との差異とポイントは以下です。

・奥さんが今後も収入を見込めそうなため、節税効果の大きいiDeCoの利用

 奥さんの収入が増加することで教育資金も集めやすくなり、さらに奥さんの所得税率が上がることを考えると、iDeCoの効果は高い。

 

・お子さんの教育資金は、財形Bと、投資信託積立で対応する

 ※投資信託も減る可能性はありますが、楽天証券は現在、毎月5万円まで1%分のポイントバックがあり、そのポイントもそのまま投資できます。私の楽天口座を例として紹介します。

f:id:ania7:20210801122916p:plain

f:id:ania7:20210801122840p:plain

f:id:ania7:20210801123158p:plain

上記は、毎月5万円(うち500円分はポイント投資のため実際は49,500円)を積み立てて、500ポイントをもらっている画像です。始めは特定口座で取引していましたが、途中からNISA口座に変更しています。一度設定すると、1,2年に一度見直すくらいで良いでしょう。これだけで、通常の投資信託よりも、利回りが、さらにプラス1.01%となります。

さらに、Hさんは元々、生活費の多くを楽天で賄っているため、すぐに始めることができ、ポイントアップなどの特典も見込めるかもしれません。

 

 NISAの始め方、失敗の仕方の例は以下です。

ゼロから始めるほったらかし運用生活 〜実践編〜 - ゼロから始めるほったらかし運用生活+

 

 

 

 

 

 

-----------提案1・2の共通ポイント-----------

できるだけシンプルなリバランスを提案しました。大きなポイントは4つです。

 

ポイント1:財形Bを最大限利用

まずは財形Bに5万円以上積み立てること。Hさんの源泉徴収票や給与明細などもほぼすべて見せてもらいましたが(笑)、現在の年間生命保険料控除が7万円であり、あと5万円分の控除可能額が残っています。また、財形Bは、原本保証・利回り1.2%・引出し可と、堅実なものの中で最も良い運用方法です(高い利回りを求めないという条件)。そのため、財形Bに積み立てることはもちろん、めんどくさければ、運用のほとんどを財形Bで積み立てることがシンプルであり、面倒な手続きもありません。

 

  

ポイント2:iDeCoの活用

前回も紹介しましたが、以下の記事も読んでいただけると、アクセスが増え嬉しいです。

ゼロから始めるIDECO - ゼロから始めるほったらかし運用生活+

質問「iDeCoについて教えて」に回答した - ゼロから始めるほったらかし運用生活+

iDeCoの商品選択 - ゼロから始めるほったらかし運用生活+

 

 

ポイント3:利回りの低い保険などの解約

これを機に、生命保険や医療保険なども見直してみてください。おそらくHさんが今交通事故でなくなれば、1億円をゆうに超える保険料がおります。生命保険以外にも、いくつかの財形などの貯蓄は積立金が数倍で戻ってくる分、共済・遺族年金・団信の保険分など、おそらく多くのものがあるでしょう。その分を教育資金とします。この場合、教育資金としていますが、万が一の事故・病気の際も利用することのできる自由度の高い貯蓄となると思います。

 

 

ポイント4:老後しか引き出せない貯蓄を減らす

財形A、C、信金財形といった、老後しか引き出せない商品に対する積立額を減らしました。Hさん、奥さんともに一定の退職金を見込めることもそうですが、今まず必要なのは、教育資金を主とした、一番上のお子さん用に1、4、7年後などにも「使うことのできるまとまったお金」だと思います。そのため、途中引出しが可能な、汎用性のある商品への運用割合を高めています。

 

 

 

 

 

-----------何円、未来が変わるのか-----------

Hさんの現在の運用と、提案1・2で20年後どのくらい差が出るのか計算します。NISAなどの制度も続くものとして、おおよその利回りに税制控除分も含めます。

 

・現在のままだと、おおよその利回り0.4%だとして、

 毎年145万円積み立てると20年後に「3000万円」

 

・提案1の場合、おおよその利回り1.5%だとして、

毎年145万円積み立てると20年後に3350万円

上記に現状よりも受け取れる税制控除76万円の「計3430万円」

 

・提案2の場合、おおよその利回り4.0%だとして、

毎年145万円積み立てると20年後に4380万円

上記に現状よりも受け取れる税制控除188円の「計4560万円」

 

推定でしかありませんが、リバランスすることで、20年後に400万円から1500万円くらいの差がつくでしょう。もちろん、提案2はその分少しのリスクもあることを忘れないで下さい。

 

 

 

 

 

 

IさんHさんの会社の方から他にも数名相談を受けています。なぜか皆さん、財形Bに積み立てていません。全員に話を聞くと、

「入社時によく分からないまま、紙に書いた(契約した)。」

とのことでした。

 

運用の相談を受けた

こんにちは あるいは こんばんは。

 

 

読者から運用の相談を受けました。

 

 

 

Iさん(35歳)は、現在専業の奥さんと生まれて間もないお子さんとで生活をしています。投資や運用など考えていませんでしたが、少し今後を考えたいとのことでした。

 

 

現在の年間の運用(貯蓄)状況は以下です。

※財形と表記しますが仮称。長短を簡易に記載。

 

財形A:年11.2万

生命保険控除適用(年5万円分まで)、年1.2%の利回り、老後まで引き出し不可、原本割れしない

 

財形B:なし 

個人年金保険控除適用(年5万円分まで)、年1.2%の利回り、途中・一部引出し可能、原本割れしない

 

財形C:年18.6万・・・所得控除、年1.2%の利回り、老後まで引き出し不可、400万円まで積立可能、原本割れしない

 

 

 

上記以外に、生命保険、資産運用などはないそうです。上記の財形は、入社時に勧められてよく分からないまま契約し、そのままにしていたものです。現在、家計に少しの余裕はあり、学資保険の契約を検討しているとのことです。

 

 

 

 

相談を受けた回答案として、運用額追加と、税金を安くできるようリバランスすることとして、以下の2パターンの運用を提案(年間の運用額)します。

 i ) 年間の運用額を14〜24万円追加。堅実タイプ

  A:5万、B:10〜20万、C:5万、iDeCo28万  年間48〜58万円の運用

  ※財形Cを限度額まで積立後、Cの分をB枠に移行する

  ※学資保険の分は、財形Bで貯める

 

 ii)  年間の運用学を追加。堅実+少し冒険するタイプ

  A:5万、B:10万、C:12万、iDeCo28万、(積立)NISA10~40万  

  年間65〜95万円の運用

  ※財形Cを限度額まで積立後、Cの分をNISA枠に移行する

  ※学資保険の分は、財形BとNISAで貯める

  

 

また、以下の点についても検討・確認してください。

・今回を機会に、保険、住宅、教育資金を含め、奥さんともお金の話をする。

・どちらにしろ、1自分たちの老後資金、2子どもの教育資金、3住宅購入を見据えた運用のどれを優先したいか考える。

iDECOを始める前に、老後のみの引出しである点、iDECOの商品はほとんどが株式の福袋(投資信託)のため原本割れのリスクがある点を理解する(※これらのデメリット以上に、メリット・利益のほうが大きい)

・学資保険は、財形A,B,Cと比較すると年間の利回りが低い商品ばかりです(最近の商品で1.2%の利回りを超えるものをみたことはありません。なお、返戻率と利回りは意味が異なります。要望あれば、この辺りもブログにします。)。そのため、数値だけを見た場合、学資保険に入るくらいなら、堅実に行くなら財形B、もう少し冒険したいならNISA枠の活用を検討するのが良いでしょう。

 

 

  

特に、IDECOと財形Bを利用しないのは非常にもったいないと思います。今まで、財形Bの分の税制控除のメリットを享受できていないからです。また、今後、住宅や教育資金など、Bは途中引き出しが可能とのことで、使い勝手がとても良いです。

 

 

老後に貯めすぎても、今のゆとりがなくなります。奥さんが復職の予定も見据え、このまま財形Aに多く積み立てるよりも、財形AとCは税制控除を受けられる最低限の積立にし、財形BとIDECOを始めることが、まず一番の運用方法だと思います。

さらに余裕があればNISAまたはジュニアNISAの活用をするのも良いでしょう。もし、iDECOやNISAの手続きや下調べに面倒さを感じるのであれば、余ったお金はすべて財形Bにするのが、最も堅実で手続き上楽だと思います。財形Bは、教育資金用にも、住宅資金用にもできるためです。

 

iDeCoに関しては、こちらのリンクも覗いてみてください。

ゼロから始めるIDECO - ゼロから始めるほったらかし運用生活+

質問「iDeCoについて教えて」に回答した - ゼロから始めるほったらかし運用生活+

iDeCoの商品選択 - ゼロから始めるほったらかし運用生活+

 

 

 

 

 

資産運用をやってみたい、やらなければなあと思っている人は多いようです。しかし、「株」、「NISA」などに抵抗を感じる人が多いのも事実のようです。職場内では、株の話なんて一切でない。。。そういった場合、まず、職場の福利厚生や自分の周りの貯蓄制度を確認してみるのも良いかもしれません。

 

なお、税制控除にあっては、生命保険に入っている場合や住宅ローン減税が適用されている場合など、生命保険・個人年金保険に関する税制控除の恩恵を受けられない場合もあるため、事前に確認することが大切です。

 

 

 

書籍「お金のウソ」を読んだ

こんにちは あるいは こんばんは。

 

 

お金のウソ―親の常識は、これからの非常識!貯金はするな!保健も入るな!

 中野 晴啓【著】

 ダイヤモンド社(2017/07発売)

お金のウソ / 中野 晴啓【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア

を読みました。

 

 

著者の中野晴啓[ナカノハルヒロ]氏は、セゾン投信株式会社代表取締役社長。1987年明治大学商学部卒業、クレディセゾン入社。関連会社資金運用部にて自己勘定で債券のポートフォリオ運用に従事後、投資顧問事業を立ち上げ、運用責任者としてグループ資金の運用や海外契約資産の運用助言を行う。2006年セゾン投信を設立。

 

 

 

この書籍を一言でまとめると、

「現金貯金や生命保険はよくない場合が多く、投資信託で資産運用を行うことを推奨する」

となります。

 

これから、株を始めてみたい、よりよく運用したい、本当に何も分からない方向けの書籍です。

 

 

 

目次と気になった部分を紹介します。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

目次
第1章 親世代のお金の常識は、子世代の非常識

 親世代の常識は、子世代の非常識

 人口が減少すると、経済成長が止まる


第2章 新・お金との正しい付き合い方

 親世代は「投資」に対して悪いイメージしか持っていない

 みんなで利益を分け合う「プラスサム」という世界

 

第3章 今の時代に合ったお金の運用術

 貯金はするな

 「社会人なんだから保険くらい入ったら?」の嘘

 

第4章 一生涯付き合える「投資信託」の選び方

 投資信託ってなんだ?

 長く付き合える投資信託を選ぶポイント

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

●はじめに
本当に貯金がいいのか、生命保険には入るべきなのか、そして家を購入しないといけないのか。今の時代、残念ながら、これらは間違った価値観と言わざるをえません。これからの時代は自分だけがキャッシュを稼ぐのでなく、お金に働いてもらうのと、すなわち資産運用の知識が欠かせません。

 

20年以上にわたって、日本ではデフレがずっと続いていたため、今の60代以上の人たちは、高度経済成長期に貯め込んだ現金の価値がどんどんアップしていった。つまり、投資なんてしないで貯金しておくのが一番いい時代だった。

 

 

 

●そもそも保険が必要な人というのは
若い世代の場合、ほとんどいないでしょう。妻と子がいたとしても、それでも、実は生命保険に加入するする必要はほとんどないと言っても良い。なぜなら、若いうちは死なないから。厚労省の統計上、20,30代で亡くなる確率は極めて低い。基本的に生命保険は、自分が病気や事故で亡くなった場合、経済的に困る人がいる場合にのみ加入するもの。

 

生命保険は、人生の中で住宅を買うのに次ぐ大きな金額の買い物、などと言われている。
正直、生命保険に掛けるくらいなら、投資信託の積立をやったほうが、はるかに合理的だと思う。

 

どう考えても怪しい要素がある生命保険商品もある。それは、保障ではなく、お金を増やすと謳っている貯蓄型の保険商品。見た目は保険なのに、中身はハイリスクで、保険会社たちは損しない金融商品を、売っている。たとえば、外貨建ての個人年金保険

 

 


●一生涯付き合える投資信託の選び方
投資信託選びの条件
・1-12月までの1年間で資金が純増しており、それな3年以上続いていること。
・基準時点の純資産総額が50億円以上。
・目論見書上の購入手数料の上限が0円。
・運用期間は無期限、そして決算は年1回、または2回まで。
・国際分散投資をしたもの。

 

 


●老後の資産形成の最強ツールはiDeCo
iDeCoこそ老後資金を個々人が準備するために使う非課税制度の最強ツールといって良いでしょう。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

この書籍が発行されてから4年経つため、1点付け加えたいことは、投資信託は手数料の安いものを選択することを推奨したい点です。

2,3年前からインデックスファンドの、ノーロード(購入手数料)の無料化、信託報酬(毎年かかる手数料。一番商品比較しやすい指標の一つ)の低下が進み、今は購入しやすい商品が増えました。例えば、SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、購入手数料無料、信託報酬約0.0938%と最低水準です。

f:id:ania7:20210723001424p:plain

コロナの影響も受けましたが、今は順調に上昇しています。信託報酬が2%や3%といった商品も多いため、商品購入時は手数料の部分を比較し、よく検討することが大切です。

 

 

 

ところで、米国株を中心に株価の最高値が続いています。含み益が増え続けていることは心にゆとりを生みます。しかし、多くの人が推奨するドルコスト平均法(定期的、継続的に一定の商品を購入)の弱点は、こういった株価上昇時です。常に高値で買わされるため、含み益が小さくなります。

とはいっても、個人でコントロールすることはできないものなので、どうしようもないのですが^^; 愚直にドルコストで続けていきたいと思います。

 

 

 

最近、資産運用についての相談を受けることが多くなりました。そのため、基本的な書籍を手にとって紹介しています。相談を受けた内容については、そのうちブログでご紹介したいと思います。