ゼロから始めるほったらかし運用生活

投資信託をメインに運用生活を楽しみます

米国株・日本株の配当金を受け取った(12月分)

こんにちは あるいは こんばんは。

 

米国株と日本株の配当金を受け取りました。

昨年(2020年)8月より、配当金目的での株買付けを始めたため、12月になり、ようやく一定の額が振り込まれたように感じます。

 

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税引き後、計$142.11

入金のあった各企業の概要と、本日(1月11日)時点の配当利回りを紹介します。

なお、画像の出典はすべてSBI証券となっています。

 

 

○PFE(ファイザー

ファイザーは、【セクター】ヘルスケア 、【市場】NYSEであり、コロナワクチンでもニュースになっている米国の医薬品大手です。2019年に大衆薬事業を分離させたことに続き、2020年11月には「バイアグラ」などを含む特許切れ医 薬品を手がける「アップジョン事業部門」を分離し、後発医薬品(ジェネリック医薬品)大手のマイランと統合させる予定です。 

https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/foreign/market_onepager_PFE.pdf?201113

f:id:ania7:20201124222300p:plain

 

上図を示すようにファイザーの配当も有名であり、配当利回り

 配当$1.56÷株価$37.13=配当利回り4.20%

となります。また、次回の配当権利確定日は1月28日となっています。

なお、ファイザーの株は、一般預かりに移動してしまったので配当金を受領後に一旦売却しました。 

 

 

○SO(サザン)

米国公益大企業の一つであるサザン・カンパニーは、アトランタを拠点とする電力・天然ガス供給会社で、19年連続で毎年増配している優良株です。売上高の大部分は電力・天然ガスの独占事業から生まれています。原発保有のリスクはありますが、独占事業もあるため毎年安定した配当となっています。

配当利回りは、

 2.56÷61.57=4.16%

となっています。また、次回の配当権利確定日は明記されていませんが2月13日頃でしょう。

 

○ジョンソンアンドジョンソン(JNJ)

JNJは、コロナワクチンでも有名な世界最大級のヘルスケア企業です。売上高の51%を占める医薬品部門は乾癬(かんせん)・クローン病潰瘍性大腸炎治療薬 の「ステラーラ」やがん治療薬の「イムブルビカ」などであり、同32%を占める医療機器部門は抗菌縫合糸や自動縫合器、カ テーテル、コンタクトレンズの「アキュビュー」などを手がけ、同17%を占める消費者部門は鎮痛剤の「タイレノール」やキズのケア・ 衛生用品の「バンドエイド」、大衆薬、ベビー用スキンケア用品などの分野の製品となっています。

連続増配企業としても有名で、コロナ禍においても増配しています。

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配当利回りは、

 4.04÷160.04=2.52%

となっています。また、次回の配当権利確定日は2月22日となっています。

 

 

エクソンモービル(XOM)

SOMは、アメリカの石油王ジョン・ロックフェラー氏が設立したスタンダード・オイル社の流れをくむ企業で、1999年にエクソン社とモービル社 が合併して誕生した世界有数の総合石油企業です。原油天然ガスの探査・開発・生産を行う川上部門から石油製品の製造と 販売を手がける川下部門、ポリエチレンやポリプロピレンなどの石油化学品の製造を手がける化学部門をすべて保有する、垂直 統合型企業です。

コロナの影響(というか原油安)を大きく受けているため、なんとか配当を維持しているものの、厳しい経営状況です。

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配当利回りは、

 3.48*45.46=7.66%

となっています。また、次回の配当権利確定日の明記はりませんが2月10日あたりでしょう。

見通しとして、XOM経営陣は、2022年 末までに人員を約15%削減する方針や、シェールガス関連の資産で300億ドル規模の評価損を計上する可能性があるなどと示されたものの、配当については「配当を維持していくための道筋はある」とコメントしています。

 

 

ハンチントン(HII)

HIIは、米国唯一の原子力空母建造企業で、米国で原子力潜水艦を建造できる2社のうちの1社の米国最大の軍事造船会社です。売上高の100%が米海軍をはじめとした政府からの発注です。つまり、米国防総省向けに独占事業と寡占事業を持っていることになります。

配当利回りは、

 4.56÷169.09=2.70%

となっています。また、次回の配当権利確定日の明記はありませんが2月25日頃でしょう。

 

 

スリーエム(MMM)

MMMは、事務用品のPost it(ポストイット)やテープなどのScotch(スコッチ)などでもおなじみの大手資本財企業です。元々は鉱業を祖業とし、そこから派生し化学・電気・素材などに手を広げた会社となっています。その経営範囲は幅広く、製品は6万種類以上、特許も4万件以上保持しています。

配当利回りは、

 5.88÷166.62=3.53%

となっています。また、次回の配当権利確定日の明記はありませんが2月20日頃でしょう。

 

 

コカ・コーラ(KO)

KOは、誰もが知る、飲料世界最大手企業です。500以上のブランド、4,700種類以上の製品を展開し、炭酸 飲料やジュース、コーヒー、ミネラルウォーター、スポーツドリンクなどを手がけています。事業のスリム化のためボトリング事業のスピ ンオフ(分離)を進め、現在はノンアルコール飲料(濃縮液やシロップを含む)の売上高が全体の81%を占めています。「ユニットケース」は全世界のコカ-コーラで使用される共通のケース単位(5.678リットル)です。

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2020年はコロナの影響を受け、売上・利益ともに大幅減となっていますが、2019年までの販売量は右肩上がりでした。同業のペプシコ(PEP)と比較すると、KOは飲食事業者への提供が多いためPEPよりも大きな影響を受けているそうです。

配当利回りは、

 1.64÷51.08=3.21%

となっています。また、次回の配当権利確定日の明記はありませんが2月末でしょう。

 

 

○VOO

最後のVOOは、人気のあるS&P500にETFの一つです。これは、投資信託との比較のためにテスト的に買付けしました。

投資信託ETFのどちらが良いかについての材料です。ETFの手数料としては、最小の0.03%となっています。

 

 

日本国内の配当金は以下でした。説明は省略します。

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税引き後、計17,799円

 

 

 

 

○ 配当金の推移 ※米国配当金はその月の為替で計算

2020年の配当 計約79,000円

 12月 32,000円

 11月 4,700円

 10月 7,400円

 9月迄 35,122円 ※日本株のみ

 

 

米国株の配当金に関しては、2月の確定申告を利用することで、逆に税金が戻ってくるため、実際の配当金はもう少し多くなっています。そのため、銘柄のチェックが必要なことと、確定申告が必要であることを含めると、米国個別株という選択肢は、ほったらかし投資向きではないと思っています。

完全にほったらかし投資が良い方は、「投資信託」1択だと思います。ただし、その場合でも、会社の福利厚生、iDeCo、NISAなどの税制優遇措置を受けられるものを優先することが大切だと思います。

 

 

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米国・日本株の配当金を受け取った(11月分)

こんにちはあるいはこんばんは。

 

 

中長期的な運用のポートフォリオとして、キャピタルゲインインカムゲインの両方を目的とすることが私にとって一番良い資産配分であると考え、本年8月より配当目的で米国株の買付けを始めました。

今後、米国株と日本株の配当金をここに記録し、推移を観察していきたいと思います。

  

 

○ 米国株の配当金を受け取りました。

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税引き後、 $11.23+$16.97+$14・22=$42.42

約4,400円です。 

 

 

○(参考)上記表の住信SBIネットの項目は自分で入金したものです。

ちなみに、住信SBIネットを使用しているのは、為替スプレッドが安くするためです。

SBI、楽天マネックス証券会社などで、円からドルを買付けするとき、通常1ドルにつき25銭のスプレッドがかかります。これは、円と外貨の行き来に置いて、1外貨あたりの手数料が取られるものです(ドル→円のときも同じく手数料がかかります)。そこで、SBI住信ネット口座を開設し、そこでドルを買付けすると、手数料は1ドルにつき4銭となります。

仮に、100万円で、約9,500ドルを買い付けした場合、

 ・多くの証券会社 2,375円の手数料

 ・SBI住信ネット 380円の手数料

となり、手数料だけで2,000円ほどの差が出てきます。

今後、ドルを多く持つ方であれば安くドル転することが、小さなことですが大事だと思います。

仮に、年に50万円ずつ、40年で2,000万円分をドル転した場合、手数料で4万年の差となります。

 

もちろん、もっと手数料の安いものや手数料がないものもあります。しかし、100万円以上での買付け限定やFX限定など、可用性が低いため、私には合わないものでした。

 

 

 

 

○ 日本株の配当金も受け取りました。

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NISA枠のため税金がかからず、300円そのまま受け取りました。

 

 

10月の米国株と日本株の合計配当金は、約4,700円でした。

 

続いて、今回の配当金を得た銘柄についてそれぞれ紹介します。

 

 

○ AT&T(T)

AT&Tは、【セクター】通信サービス 、【市場】NYSE であり、国の大手情報通信・メディアコングロマリット(複合企業)である。携帯電話事業のほか衛星テレビ「ディレクTV」などを含むテレビ サービス、映画やテレビ番組などのコンテンツの作成、広告事業など通信・メディア関連の事業を幅広く手がけている。米国の ワイヤレス市場はAT&Tベライゾン コミュニケーションズ、そしてスプリントを買収したTモバイルUSの3社が競い合っている。

f:id:ania7:20201124221409p:plain

https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/foreign/market_onepager_T.pdf

 

同社の携帯 電話契約者数(プリペイド+後払い契約)は⻑らく頭打ち状態が続いており、2018年にタイム・ワーナーを850億ドルで買収しメディア関連事業を強化した一方で買収に伴い増加した多額の債務が財務の重しとなっている。

 

配当について見てみると、AT&Tの配当は有名であり、本日時点(12月2日)だと、

 配当$2.08÷株価$28.87=配当利回り7.23%

となります。また、配当金の権利確定日は10月8日でした。

 

 

○ アッヴィ(ABBV)

アッヴィは、医療現場で使用される医薬品を製造している大手製薬会社です。

主力となる医薬品、関節リウマチ治療薬HUMIRA(アダリムマブ)の特許は米国でも2023年にきれます。連続増配47年という配当目的では有名な企業となります。

 

アッヴィの配当も有名であり、本日時点(12月2日)だと、

配当$5.20÷株価$104.04=配当利回り4.97%

となります。また、配当金の権利確定日は10月中旬でした。次回の配当権利日は、1月14日となっています。

 

 

○ ファイザー(PFE)

新型コロナウイルスのワクチンで期待が上昇しているファイザー社です。

今回、配当ではなく、ファイザー(PFE)にてスピンオフが実施されたことが要因となる振込です。スピンオフとは、会社の特定の部門を切り離して、新たに会社を設立することを言います。また、スピンオフは特定口座で損益の計算ができないため、特定預りで保有されていた場合、一般預りに払い出しされます。そして、端数の0.964株分について今回、金銭交付となり、口座に14.22ドルが入金されました。

 

 

 

 

○ ビックカメラ日本株

ビックカメラの配当金は、例年10円だったのが、減額となり3円となりました。

100株保有のため、300円となります。NISA枠なのにもったいない感じがします。

配当金だけでなく優待ももらえることは、以下のブログで紹介しています。ブログでは紹介し忘れましたが、長期保有でさらにプラス1000円分の優待券が入っていました。

ビックカメラの株主優待が届いた - ゼロから始めるほったらかし運用生活+ 

 

 

○ 配当金の推移

2020年の配当 計12,100円

 11月 4,700円

 10月 7,400円

 

 

 

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「もみあげ流 米国株投資講座」を読んだ

こんにちはあるいはこんばんは。

 

もみあげ流 米国株投資講座

 もみあげ【著】

 ソーテック社(2020/10発売)

もみあげ流米国株投資講座 / もみあげ【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア

を読みました。

 

 

もみあげ氏は、米国株投資家、米国株投資ブロガー。1977年福岡生まれ・関西育ち。2018年9月から米国株投資をスタート。ツイッターで2019年4月から本格的に活動を始め、1年半でフォロワー6万人。米国在住歴は8年目。本業は日系サプライチェーン企業で駐米中。ジェネラルマネージャーとして経営・営業戦略を担当。

 

もみあげ氏のブログはこちら。

”もみあげ”の米国株投資-お金で幸せになる!-

 Twitterはこちら。

もみあげ🇺🇸 米国株投資 (@momiage0088) | Twitter

 

 

 

この書籍を一文で表すと、

「投資は米国株を選ぶのが一番であり、投資信託・高配当・安定性・GAFAM・ETFといった選択肢がある中、今はETFのQQQとVIGの組み合わせが良いと思う」

となります。

 

 

 

目次と気なった部分を紹介します。

 

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第1章 米国株投資が資産形成・運用には必要不可欠な理由
第2章 米国株投資の始め方・投資方法・種類
第3章 投資の目標とテーマの設定
第4章 目的にあった投資方法の選択とインデックス投資
第5章 GAFAMへの投資
第6章 ナスダック指数と連動するETFQQQへの投資
第7章 成長株投資
第8章 高配当株投資
第9章 安定連続増配株投資
第10章 ESG投資
第11章 ハイブリッド投資の勧め

 

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●なぜ米国株投資か
・米国のS&P500と日本のTOPIXの株価成長力の違い
GDP成長の違い
・人口増加の違い
内需型産業
・株主第一主義

 

 

●資産総額を増やしたいか、生活補助を増やしたいか。
生活補助を増やしたいなら、高配当銘柄への投資。

 

 

●資金余力を考える
一般に現金比率は年齢によって変化する。
20歳:現金比率は総資産の20%
40歳:現金比率は総資産の40%

 

 

●インデックスファンド投資のデメリット
・S&P500をプラスに大きく引き上げているのはGAFAMの存在で、高いパフォーマンスが、一部企業の業績に大きく依存している。時価総額加重平均を採用しちるため、他の組入銘柄にパフォーマンスが悪い銘柄を組み入れてしまっている。
・投資的には非常に退屈
インデックス投資への期待感が大きすぎると、期待感が先行してしまって仕組みや優位性への理解不足で継続が困難になる
・投資に関して知識を深めることが難しい

 

 

●GAFAMへの投資

もし一社選ぶなら、営業利益が最も大きいのはマイクロソフトの37%。

GAFAMのデメリット。
・反トラスト法の対象として問題になることが多い。また、ハイテクとヘルスケアの融合で何が問題になるかというと、個人情報流出問題である。
・取得単価が高い。
・GAFAMだけに頼ると、これらの企業が衰退した場合に、逆までsp500に対してアンダーパフォームふる。

 

 

●QQQへの投資が現在最強の手法
QQQの特徴は、とにかく成長性が高いこと。

QQQのデメリット
・ハイテク銘柄の割合が多いことの裏返しでハイテクの成長に陰りが出た場合は、sp500をアンダーパフォームする。
・ハイテクグロース銘柄も多いため、ハイテクグロース銘柄のパフォーマンスが大きく悪化した場合はパフォーマンスが落ちる。
・GAFAMの割合が50%近いので、GAFAMの成長性に大きく依存している。

 


●成長株投資
半導体:INTC、AMD、NVDA
     ETFなら、SMH、HERO
・決済サービス、EC、フィンテック:V、MA、PYPL、SQ、MELI
・ヘルスケア:DHR、UNH、TDOC

・未来企業:テスラ

 

 

●高配当株投資
3大条件を満たすことを前提条件。
・他の投資より財務分析を徹底的に行う。

・高配当銘柄は配当率では選ばない。

・連続増配前提の銘柄に投資する。

 

銘柄例

・公益セクター:SO、D、DUK
・エテルギーセクター:XOM、RBSB、CVX 将来性は厳しいが収益性の高い産業。
・金融セクター:WFC
・通信セクター:VZ、T
・タバコ産業:MO、PM、BTI
高配当個別株の最大の弱点。買い時を誤ると含み損で苦しむことになる。

 


高配当個別銘柄への投資よりも、高配当ETFへの投資の方が、遙かに難易度が下がる。

VYM、HDV、SPYD
おすすめはVYMである。ハイテクが多く、リーマンショックを乗り越えている。

 

減配、無配にする企業も多く、高配当は暴落に弱い。ゼロ金利状況では高配当銘柄は不利といわれている。2022年までFRBはゼロ金利を継続する意向を示している。大統領選の影響として、バイデン候補が大統領になった場合、米国株への課税を増税する可能性がある。
ただし、割安になっているとも考えられ、低迷は購入のチャンスでもある

 

 

●安定連続増配株投資
PG、JNJ
ETFなら、VIGかDGRW


成長株ETFであるQQQと、VIGを組み合わせて投資するのが良いと思う。

 

 

●ESG投資
バイデン大統領誕生ならブースト。公約にパリ協定への再加盟を宣言。2050年までに100%クリーンエネルギーエコノミーを達成ふるために、法律を議会に提出する予定。

個別株:NEE、SEDG、ENPH、BEP、PLUG

 

 

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もみあげ氏のブログの参考になる点は、それぞれの銘柄について具体的な説明がある点と、それぞれのデメリットについて触れている点だと思いました。

例えば、投資信託(株式)のインデックスファンドや高配当株は人気のある戦略ですが、メリット・デメリットを明確に記載してくれています。他の個別銘柄・ETFなどについても、デメリットやリスクなどを分かりやすく表記してくれています。

 

 

ESGに関しては、以前のブログ「GPIFポートフォリオの気候変動リスク・機会分析」でも触れました。

GPIFポートフォリオの気候変動リスク・機会分析 - ゼロから始めるほったらかし運用生活+

今後、注目される点の一つとなるかもしれません。

 

 

もみあげ氏のTwitter投稿文書をテキストマイニングすると以下になりました。

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ありがとう、という言葉が多いのは気持ちいいですね。 

 

 

米国・日本株の配当金を受け取った(10月分)

こんにちはあるいはこんばんは。

 

 

米国株の配当金を受け取りました。

f:id:ania7:20201101222114p:plain

税引き後、24.73+9.44=$34.17

 

 

日本株の配当金も受け取りました。

f:id:ania7:20201101222219p:plain

NISA枠のため税金がかからず、1,800+2,000=3,800円

10月の合計配当金は、約7,400円でした。

 

 

 

4つの銘柄を見てみます。

 

 

●アルトリア(MO)

 MOは、米国最大のたばこメーカーです。マルボロが主力ブランドで、同ブランドは2019年1-3月期の米国紙巻たばこの市場で43%のトップシェアを保持しています。フィリップモリスインターナショナルは2008年に分離した兄弟会社で、同社が海外市場、アルトリアが米国市場をそれぞれ当する役割分をしています。19年12月期の売上構成比(物品税を除く売上)は、有煙たばこが87.6%、無煙たばこが9.4%、 ワインが2.7%となっています。コロナの前までは、売上、利益ともに安定しています。

 

f:id:ania7:20201101222613p:plain

 

アルトリアは、もともと高配当株として人気のある銘柄です。本日時点だと、

 配当$3.44÷株価$36.08=利回り9.53% 

となっています。また、配当金の権利確定日は9月14日でした。

 

米国株は配当利回りが8%を超えると危険だと言われていますので、高配当だからと安易に飛びつくにはリスクが伴います。タバコ自体の規制強化はありますが、50%を超える営業利益率や、コロナ禍でも配当性向が80%を超えていないため、配当金目的で保持する投資家も多いと言われています。

 

 

●VOO(ETF

 VOO(バンガードS&P 500 ETF:Vanguard S&P 500 ETF)は、米国籍のETF(上場投資信託)です。米国のS&P500種指数の全構成銘柄に投資し、四半期ごとに時価総額加重平均を用いて保有銘柄のウエートを算定し、リバランスしてくれます。

 経費率(投資信託でいうところの信託報酬)が「0.03%」と非常に安い点も人気の一つと言えそうです。現時点の組入銘柄は、アップル6.7%、マイクロソフト5.7%、アマゾン4.8%、フェイスブック2.3%となっています。

 ちなみに、この0.03%は私が知る限り最安の手数料です。

 そして、このETFは、米国個別株、投資信託との比較のために購入した銘柄です。

 

現時点の利回りは、

 分配金$5.35÷株価$299.82=利回り1.78%

となっています。また、分配金の権利確定日は9月29日でした。

 

 

 

●イオン

 イオンについては、過去のブログを参照してください。

イオンの株主優待が届いた - ゼロから始めるほったらかし運用生活+

 

 

イオンモール

 イオンモールについても、過去のブログを参照してください。

イオンモールの株主優待 - ゼロから始めるほったらかし運用生活+

 

 

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米国株配当金を受け取った(9月分)

こんにちはあるいはこんばんは。

 

米国株配当金を受け取りました(9月分)。

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2銘柄合わせて税引き後$25でした。

 

 

株主優待が多いとデメリットも多くなることに気付いたため、米国個別株と投資信託(米国株式)を中心に据えるよう、先々月から資産配分を大きく変えています。

今回紹介した上記2銘柄は、初めて買った米国個別株となります。

 

それでは、2つの銘柄と、米国株の配当金について簡単に見てみます。

なお、株価や利回りなどの数値は、本日(10月8日)時点で検索したものです。

 

 

 

○ スリーエム(セクター:資本財・サービス)

 スリーエム(MMM)は、グローバルに展開する産業部材の会社で、オフィス、ヘルスケア、エレクトロニクス、自 車、交通インフラ、通信、建設など幅広い産業分野 で5万5,000種に及ぶ製品を供給しています。部門別売上は、セーフティ&インダストリアル34%、トランスポテーション&エレクトロニクス29%、 ヘルスケア22%、コンシューマー15%です。地域別売上は、米国41%、アジア太平洋31%、欧州・中東・アフリカ19%、ラテンアメリカ・カナダ 9%となっています(19年12月期)。

 

株価と配当利回りを見ていきます。

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株価は$166で、1年間の配当金は$5.88、配当利回りは3.53%です。

MMMは、連続増配62年という数値だけでもすごさがわかります。

権利確定日が8月24日だったので、その少し前に($166のとき)にMMMを10株買い付けしました。

 

 

 

○ ジョンソン・アンド・ジョンソン(セクター:医薬品)

 ジョンソン・アンド・ジョンソン(JNJ)は、世界最大のヘルスケア企業です。売上の51%を占める医薬品部門は、免疫学、感染症神経科学、腫瘍学、心臓血管と代謝疾患を含む5つの治療分野を中心に乾癬治療薬「ステラーラ」、多発性骨髄腫治療薬「ダーザレックス」、リウマチ治療薬「レミケード」などを擁し、同32%を占める医療機器部門は、外科手術、整形外科、心臓血管、糖尿病ケア及び視力ケア分野に使用される製品を扱い、同17% の消費者部門は、ベビー・ケア、口腔ケア、スキン・ケア、市販薬、女性の健康と創傷ケアなどの分野の製品を扱います(19年12月期)。

 

株価と配当利回りを見ていきます。

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現在の株価は$148で、コロナの影響で$111まで下がっていましたがここ数ヶ月はほぼ$140台、1年間の配当金は$4.04で、配当利回りは2.73%です。

JNJも連続増配58年と優良大型株の一つであり、様々なETFなどに組み込まれています。

権利確定日が、8月24日だったので、その少し前($148のとき)に、JNJを20株を買い付けしました。

両銘柄とも、買付けしたときと今と株価が変わりませんね^^;

 

 

 

○ 米国株の配当金

日本とは異なり、米国の企業は配当金を大事にする文化があります。そのため、年4回配当を支払う企業が多く、多くの投資家のモチベーションも上げています。

 

そんな配当金にも税金面での大きなデメリットがあります。

それは、外国証券投資による利子や配当金は、まず外国で課税され、さらに日本国内でも課税される「二重課税」です。

 

冒頭で紹介した今回の配当金も、

 JNJ 配当$1.01*20株= $20.2

 MMM 配当$1.47*10株= $14.7 

の計$34.9のはずが、受け取った金額は約$25となっています。

 

米国の場合、現地課税10%が引かれてから、さらにそこから国内課税20.315%が引かれるためです。ただし確定申告をすることで、米国課税分10%を日本の所得税や住民税から控除することができ、これを「外国税控除」といい、還付を受けることができます。

また、確定申告することにより譲渡益(株式の売却益)と損益通算させることが可能ですが、外国税控除の適用は確定申告して総合課税か申告分離課税を選択した場合に限られます。

 

 

 

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「毎月3万円で3000万円のプライベート年金をつくる米国つみたて投資」を読んだ

こんにちはあるいはこんばんは。

 

 

毎月3万円で3000万円の「プライベート年金」をつくる米国つみたて投資

 太田 創【著】 

 かんき出版(2019/03発売)

を読みました。

毎月3万円で3000万円の「プライベ-ト年金」をつくる米国つみたて投資 / 太田 創【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア

 

 

太田氏は、株式会社GCIアセット・マネジメントエグゼクティブ・マネジャー。関西学院大学卒。1985年、三菱銀行(当時)入行。1988年より約10年間、英国およびブラジルで資金為替・デリバティブ等の運用、投資信託の管理業務に携わる。その後、2000年から2015年までシティグループ(米)、UBS(スイス)、フィデリティ(米)において投資信託マーケティング・商品企画を統括。投資信託をはじめとする金融商品のほか、海外での資金ディーラーとしての豊富な経験を活かし、市況や金融市場に関する幅広い著述、寄稿、講演を数多く手がける。

 

 

 

 

この書籍を一言でまとめると、

「世界最大の経済大国である米国株式指数に、10−40年間という長期間つみたて投資をすることで、将来の備えとして約3000万円のプライベート年金を作る方法」

となります。

 

ちなみに、今回の上記まとめの一言は、この書籍の4ページに記載してある文章そのままです^^

 

 

 

目次と気になった部分を紹介します。

 

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第1章 なぜ資産運用が必要なのか?
第2章 なぜ米国なのか?
第3章 こうやって積み立てよう
第4章 「米国つみたて投資」8つの鉄則
第5章 買うべき投資信託はこの4本
第6章 iDeCoとNISAの活用法

 

 

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●3000万円の計算式

30年、毎月3万円米国株を買うと、3029万円になる。6%で運用できたと仮定。

 

●米国つみたて投資をオススメする理由
手間いらず、景気に左右されない、ローコスト

 

 

●3章 ETFとインデックスファンドの違い

ETFは、

・いつでも自由に売買可能

・低コスト

・どの証券会社でも同じETFを買うことができる

・対象インデックスへの高い連動性

・しかし、自動積立ができないという最大のデメリットがある。


最近はインデックスファンドの中にも非常にコストの低いものが増えてきている。したがって、ETFにこだわる必要はない。

 

長期投資では、為替ヘッジコストをかけない為替ヘッジなしの投資信託を選ぶという選択になります。

 

 

●4章 米国つみたて投資の8つの鉄則
・無配分型を選ぶ

・基準価格をあえてチェックしない

・コストが安いネット証券を使う

・非課税制度(IDECOとNISA)をフル活用する

・購入時手数料や投資信託報酬が安いものを選ぶ

・純資産総額の水準

・資金流入に注意する(ローコストファンドの継続性の問題。繰上償還のリスク)

・ダウかS&P500か一つに絞る(分散させることによって得られる効果よりも、それによって運用効率が下がるというデメリットの方が大きい。つまりトータルリターンが下がる)

・3000万円つみたてた後を考える。

 

 

●5章 買うべき投資信託はこの4本
・eMaxisSlim米国株式(S&P500)
・iFree S&P500インデックス
・iFree NYダウインデックス
・たわらノーロードNYダウ

 

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ここまで「ほったらかし」に着目した書籍はなかなかないでしょう。

ほったらかし運用生活の書籍として、必須な情報の一つだと思いました。

 

 

「米国つみたて投資の8つの鉄則」の、それぞれの理由などは書籍に丁寧に紹介されています。気になる方は、ご自身で書籍を手にとってみてください。

 

 

「バカでも稼げる米国株高配当投資」を読んだ

こんにちはあるいはこんばんは。

 

 

バカでも稼げる「米国株」高配当投資

 バフェット太郎【著】

 ぱる出版(2018/05発売)

を読みました。

バカでも稼げる「米国株」高配当投資 / バフェット太郎【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア

 

 

著者は、米国株ブログ「バフェット太郎の秘密のポートフォリオ」の管理人。現在の運用資産は5000万円で、コカ・コーラ株やジョンソン・エンド・ジョンソン株など米国の超大型連続増配高配当株10社に均等分散投資している方です。

 ブログ:http://buffett-taro.net

  動画 :バフェット太郎の投資チャンネル - YouTube

 

 

 

 

この書籍を一言でまとめると、

「米国高配当株への機械的投資により、多くの投資家が推奨しているS&P500ETF投資を、楽に上回る方法を実践中」

となります。

 

 

本当にすごいのは、特にブログですが、自らのポートフォリオを公開し、毎月最終金曜日に買付けすることを一定のルールに基づいて機械的投資している点です。ほぼ自分がこれから買付けする銘柄を予告していることになるため相当の自信がないとできなく、買付けした銘柄を後から示したり推奨する投資家は非常に多くても、これから自分の買付けする銘柄を公開する人は彼を除いて聞いたことがありません。

 

 

ちなみに、書籍ではとても口が悪いです。笑

「乙」や「ww」という表記が何十回も出てきました^^

 

動画では非常に分かりやすく丁寧ですが、書籍とブログの一部では少しだけ表現が気になります。動画がとても丁寧なだけに、書籍の表現の仕方で損をしてしまっている気がして、もったいないです。それでも、それを十二分に上回る知識と理論を持っているため、非常に勉強になるものでした。書籍の内容をこれから紹介しますが、興味を持った方は、彼の一部を知るのではなく、書籍を手にとったほうが良いと思います。

 

 

 

目次と気になった部分を紹介します。

 

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序章 庶民がお金持ちになれるたった一つの方法

第1章 本当は死ぬほど簡単な米国株投資

第2章 米国株が最強すぎる理由を挙げてみた

第3章 金が金を生む高配当マネーマシンその作り方

第4章 ど素人投資家への正しい投資技法

 

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●米国株が良い理由の一つとして、「株式、長期債、短期債、金、USドルの実質リターン(1802-2012)」を調べると、断トツで株式が良い。

 

 

個人投資家にとって最適な投資戦略は、米国株を中心とした世界の株式市場に分散投資して配当を再投資し続けることなんですが、多くの個人投資家は銘柄選択を誤ったり、本来すべきでないタイミングで売買をしてしまったり、そういうミスを何度も繰り返してパフォーマンスを悪化させます。

 

 

●インデックスファンドとETFの違い5つ

・インデックスファンドの購入手数料は無料のものも増えてきている。ETFでもNISA口座から購入すれば無料になるので、必ずしもインデックスファンド有利ではない。

 

・最低購入額。インデックスファンドでは最近、100円から投資できるファンドが増えてきている。ETFは、価格や単元株数によるので、例えばVOOだと250ドル必要になる。そのため、小額から積立投資をしたい人はETFよりインデックスファンドの方が向いていると言えます。

 

・信託報酬。ETFのほうが割安です。長期投資を前提に運用するならインデックスファンドよりもetfのほうが低コストで運用できます。

 

流動性ETFは株のようにその瞬間ごとに売買することができるので流動性が高い。そのため頻繁に細かく売買するならインデックスファンドよりETFのほうがおすすめです。

 

・分配金の再投資。ETFは分配金を必ず自分の口座に振り込まれるのに対して、インデックスファンドは分配金を受取型と再投資型を選ぶことができる。

 

 

●多くの投資家ぎS&P500ETFを中心としたパッシブ運用を推奨している。しかし、弱点の一つが時価総額加重平均型株価指数です。S&P500種指数は時価総額の高い大型株の割合が大きくなるようにデザインされているので、GAFAM株のような超大型株の影響を受けやすい。S&P500ETFに積立投資するということは、割高株を比較的多めに買い続けることになる。

 


●賢者のための黄金銘柄30選
※書籍に記載のあるもののうち、連続増配15年以上のもの。
IBM

MMM

EMR

MCD

XOM

CVX

PG

KO

PEP

WMT

CL

JNJ

ABBV

ABT

T

SO

 

 

 

●株を買付けするタイミング

そもそも投資の世界では、長期的に見れば投資タイミングがパフォーマンスに与える影響はほとんどないということが知られていて、いつ投資するかということはあまり重要とはされていない。
大切なことはあらかじめ決めたルールにしたがって、定期的にリバランスすること。

 

 

 

●S&P500と、バフェット太郎10種の強みと弱み。

・S&P500の強み:少額投資が可能。市場平均と同等のパフォーマンスが期待できる(プロにだってまけない)、誰にでもサクッと簡単にできる。


・S&P500の弱み:割高になっている株を多く買う羽目になる、永遠に市場平均に勝つことはできない、右肩下がりの弱気相場が続けば損をし続けることもあり得る。

 

・バフェット太郎10種の強み:安定した配当が期待できる、弱気相場に強い、割安な株をより多く買い戻すことができる、長期的に見れば市場平均に勝つことが期待できる。


・バフェット太郎10種の弱み。etfのような広い分散投資ができない、強気相場には弱い、市場平均に負ける可能性がある、個別銘柄の倒産リスクがある。

 

 

 

※面白かったのは、201ページに、まるでコロナを予言するかのような記載があった点でした。

「短期的な調整局面はいつ訪れてもおかしくないと思っているし、不況や暴落は2019〜2020年頃に訪れるんしゃないかなと予想しています。」

 

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個人的には、彼の書籍よりもブログ、ブログよりも動画が分かりやすくて丁寧で好きです。

 

話は変わりますが、上記でも紹介されていた米国銘柄のティッカーを調べるには、「SeekingAlpha」という無料アプリが分かりやすいです。無料でもある程度、株価の動き、配当や利回りなど様々な情報を得ることができます。

 

グッドラック